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 旅行中に撮影した写真や子どもの運動会の動画、仕事で使う文書ファイルなど、近ごろのパソコンの中には大切なデータが数多く保存されている。パソコンが突如故障してデータが丸ごと消えてしまったら……。そのショックは計り知れない。

 「パソコンはめったに故障しない」と思うなかれ。本誌が2011年1月に実施したアンケート調査によると、1564人中424人が「故障が原因でパソコンを買い替えた」と回答した(図1)。パソコン利用者の約4人に1人が重度の故障に直面した計算だ。この数字には、自然故障だけでなくユーザーの過失による故障も含まれる。故障した箇所を複数回答で尋ねたところ、ワースト1位は「ハードディスク(HDD)」で、35.4%と飛び抜けて多かった。故障や事故は他人事でない。大切なデータを守るには、バックアップ作業が不可欠なのだ。

●4人に1人がパソコンの故障に直面
図1 2011年1月、PC Onlineの利用者を対象に行ったパソコンの寿命に関する調査結果。約4人に1人がパソコンの故障に直面しており、そのうちの約35%はHDDの故障が原因だった。不慮の事故や故障からデータを守るにはバックアップが欠かせない
図1 2011年1月、PC Onlineの利用者を対象に行ったパソコンの寿命に関する調査結果。約4人に1人がパソコンの故障に直面しており、そのうちの約35%はHDDの故障が原因だった。不慮の事故や故障からデータを守るにはバックアップが欠かせない
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 データのバックアップと一口で言っても、その手段は多岐にわたる。最も単純なのが、パソコン内の重要なファイルをドラッグ・アンド・ドロップの操作でUSBメモリーなどにコピーする方法。これだけでもいざというときは役に立つ。

 この方法の問題は、どのファイルが重要か優先順位を決めておく必要があること。数百GBに上るデータ全てを手動でコピーするのは時間がかかるし現実的ではない。そもそも、Windowsなどのシステムは手動でコピーできない。

 また、バックアップしたデータは時間の経過とともに陳腐化する。例えば、年賀状の送付先リストなら年末年始に1回バックアップしておけば事足りるが、メールのデータなどは日々バックアップしないと使い物にならない。データの鮮度を保つには定期的にバックアップするしかないが、手作業では限界がある。