64ビット版のWindows 7をお使いの場合、「Program Files(x86)」にソフトがインストールされる場合があります(図1)。
インストール場所に「x86」が付く
図1 ソフトによって、インストールする場所が「Program Files」(左図)か、「Program Files(x86)」(右図)のどちらかに指定される。
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Windowsには64ビット版と32ビット版があるのですが、ソフトも同じです(図2、図3)。64ビット用のソフトをインストールする場所は「Program Files」で、32ビット用のソフトは通常「Program Files(x86)」が指定されます。
Windowsもソフトも64ビットと32ビットがある
図2 「スタート」をクリックして、「コンピューター」を右クリックし、「プロパティ」をクリック。「システムの種類」欄で、Windowsが64ビット版か32ビット版かを確認できる。
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図3 ソフトによっては、ダウンロード時に64ビット用か32ビット用か選択するものもある。
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2つの「Program Files」は、64ビット用と32ビット用の両方が存在するソフトを想定して用意されています。理由は、同名のソフトが同じ場所にはインストールできないためです。例えば、インターネット・エクスプローラーがこれに該当します(図4、図5)。
ちなみに「x86」とは、32ビットを示す用語です。インストール場所は、ソフトによって決まっているので、特に気にする必要はないでしょう。どちらの「Prog ram Files」も、単にソフトの置き場所で、基本的には動作に支障はありません。
図4 「Program Files」はCドライブの中にある。64ビット版のセブンでは、「スタート」→「コンピューター」とクリックし、「~(C:)」をダブルクリックすると、「Program Files」と「Program Files(x86)」がある。
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図5 「Program Files」と「Program Files (x86)」のどちらのフォルダーの中にも、同名の「Internet Explorer」が入っている。
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(協力:マイクロソフト コンシューマサポート部 山口 森氏)