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累計を求めるための基本手法

 本日は数式をいじらずに集計範囲を自動的に変化させる話をしたいと思う。

「って、集計範囲は自動的に変わるのが普通だろ」

 ん、というと?

「数式をコピーしたら、コピー先に応じて参照先も変化するではないか」

 なるほど。相対参照のことを言っているわけだ。確かに相対参照は、参照先をダイナミックに変化させるための、最もベーシックな手法だ。

 一例を挙げよう。図1はあるお店の月間売上の一覧だ。B列が各月の売上で、C列はその月までの累計を示している。注目してもらいたいのは累計の求め方だ。ここでは最初の月であるC2に「=B2」とだけ入力した。また、その下のC3には「=C2+B3」と入力してあって、以下、この数式をC10までコピーする。

売上の累計を計算する
図1 売上の累計を求める最もオーソドックスな方法。これとは別に集計範囲を自動的に変化させるテクニックについても知っておきたい
図1 売上の累計を求める最もオーソドックスな方法。これとは別に集計範囲を自動的に変化させるテクニックについても知っておきたい
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「上のセル足す左のセルということだな」

 そう。相対参照の機能が働いて、例えばC10だと「=C9+B10」となり、これでそれぞれの月までの累計を算出できる。これは累計を求めるための基本手法と言ってよい。

 このように相対参照を上手に用いると、キミが言ったように集計範囲をダイナミックに変えられる。ただしこれ以外にも便利な手法がある。それを紹介するのが今回の眼目だ。