PR

■ネットで話題の「活動計量」ってなんだ?

 「ライフログ」という言葉を耳にしたことはないだろうか。「ライフログ」とは「ライフ=人生」「ログ=記録」、つまり「人生の記録」のこと。人生というと少し大げさだが、つまり毎日の生活をなんらかの形で記録するということだ。日記やスケジュール帳のようなアナログでの記録もライフログに含まれるが、一般的にはデジタルでの記録をこう呼ぶことが多い。

 2013年4月20日に発売された「Jawbone UP」は、いわゆる「活動量計」というもので、腕時計のように腕に着けて1日の活動量を計測する。こういった活動量計のことを、「ライフログツール」と呼ぶこともある。

 活動量計は、Jawbone UPのほかに「Nike+ Fuelband」や「Fitbit」などがあるが、いずれも健康管理に関心が高い米国で発売され、ブームになった。日本上陸までには少し時間がかかったが、ようやく4月にJawbone UPの国内発売が実現し、発売と同時にすぐ品切れになるほどの人気商品となった。Nike+ Fuelbandはまだ国内では販売されていないが、Fitbit One/ZIPはJawbone UPに先だって国内でも発売されており、この夏にはソフトバンクモバイルのスマートフォン向けサービス「SoftBank HealthCare(ソフトバンク ヘルスケア)」をサポートするツールとしてリストバンドタイプの「Fitbit Flex」が月額490円で提供されるという。

 さて、これらの活動量計を使うと、なにが分かるのだろうか。例えばJawbone UPやFitbit One/Flexの場合、腕に着けて生活するだけで、1日の歩数や距離、消費カロリー、睡眠時間や眠りの深さなどが測定できる。計測したデータは、スマートフォンやパソコンに転送して閲覧する。専用アプリ画面では、これらのデータがグラフ表示され、その内容を分析できるようになっている。いわば、専用のトレーナーが1日中一緒にいて、その日の活動内容を記録し、「今日はよく歩きましたね」「昨夜はよく眠れなかったようですね」というように報告してくれるようなものだ。専用のトレーナーを雇うとかなりコストがかかりそうだが、リストバンド活動量計であれば、1万円前後の本体代を支払うだけでいい。そう考えると、かなりおトクだ。

最近話題の活動量計。左が「Jawbone UP」で、右が「Fitbit One」だ。どちらも、体に装着して24時間計測し続けるウェラブルタイプのガジェットだ。
最近話題の活動量計。左が「Jawbone UP」で、右が「Fitbit One」だ。どちらも、体に装着して24時間計測し続けるウェラブルタイプのガジェットだ。
[画像のクリックで拡大表示]