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 前回の記事では、活動量計を使ったライフログについて紹介した。しかし、活動量計がなくてもライフログは記録できる。ライフログとは「毎日の生活をなんらかの形で記録する」こと。記録するものは何でもいいし、生活に関することならどんなことを記録してもよい。「会社なう」というようなTwitterのツイートもライフログになるし、毎日撮りためた写真もライフログになる。やろうと思えば、今からだって始められるのがライフログだ。

■ライフログを記録すると分かる3つのメリットとは

 とはいえ、ライフログを記録するメリットがなければ、なかなか「やってみよう」とは思わない。ということで、今回はライフログを記録する3つのメリットについて考えてみよう。

(1)後で思い出すためのデータベースになる

 人の記憶は、意外にあてにならない。大事なことをメモしておけば、たとえ忘れてしまったときも、そのメモを見れば思い出せる。ライフログも、このメモと同じだ。ライフログを記録しておけば、後で「あの人と会ったのはいつだっけ」「あの時、入った店はどこだっけ」というようなことも、ライフログを見返せば確認できる。

 こんな話を聞いたことがある。友達と飲みに行き、泥酔してしまって記憶をなくしたが、後でスマートフォンを見てみると、いつもの癖でレシートを撮影していた。おかげで、自分がどの店でどのくらい飲んだのかが確認できたそうだ。

 また、具合が悪くて医者の診察を受けたとき、医者に「昨日と今日は何を食べましたか?」と聞かれて、すぐに思い出せないことがある。こんなときも、ライフログを記録していればスラスラと返答できる。写真を撮影していれば、その写真を見せることもできるだろう。

美味しかったお店は、店を出るときにお店の看板を撮っておくと、後でまた行きたくなったときに便利。位置情報を付けておけば、場所も地図で特定できる。
美味しかったお店は、店を出るときにお店の看板を撮っておくと、後でまた行きたくなったときに便利。位置情報を付けておけば、場所も地図で特定できる。
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(2)新しい自分を発見できる

 誰にでも、その人特有の癖がある。自分の癖だから自分が一番よく知っていると思いがちだが、実はそうではない。ほかの人から見るとすぐに分かる癖も、自分のことだと客観的に見えないせいか、なかなか自覚できないものだ。そういったときに役に立つのが、ライフログだ。

 日々自分の生活を記録し、ある程度データが蓄積された時点で過去の記録を振り返ってみると、時間がたったせいか当時よりも客観的に自分が見えるようになり、これまで気づかなかった自分の癖に気づくことがある。

 また、ある程度の期間、同じことを記録していると、その中にある規則性のようなものに気づくこともある。例えば、何度ダイエットに挑戦してもうまくいかない人がいるとする。もしライフログを付けていたら、体重の増減とともに、その日の生活や食事、運動などを確認できるため、そこに何らかの関係性が見つかるかもしれない。具体的な例として、この後に掲載されている松村さんの取材記事をぜひ参考にしてほしい。

よく運動したはずなのに、なぜか体重が増えてしまったときは、その日の食事記録をチェックしてみよう。その中に、体重を増加させた犯人が見つかるかもしれない。
よく運動したはずなのに、なぜか体重が増えてしまったときは、その日の食事記録をチェックしてみよう。その中に、体重を増加させた犯人が見つかるかもしれない。
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(3)将来の自分に役立つ資産(マイデータ)になる

 これまでの人生経験が貴重な財産になるということは、改めてここで説明するまでもないだろう。ライフログは、この人生経験を具体的かつ正確に記録した情報として、のちの人生の中で大いに威力を発揮する。

 例えば、おしゃれなプレゼントのラッピングを見つけたら、すかさず写真を撮っておこう。後で友達にプレゼントを贈るときの参考になるはずだ。レストランで見た豪華なテーブルセッティングや、センスのいいガーデニングも、頭の中で記憶しておくより写真に残しておいた方がいい。その時は気づかなかった細かいディテールまで確認できる。具体的な例としては、この後に掲載されている、ふるしょうさんの取材記事を参考にしていただきたい。

センスのいいガーデニングを見つけたら、写真に撮って残しておこう。自宅の庭をアレンジするときに、きっと役に立つはずだ。
センスのいいガーデニングを見つけたら、写真に撮って残しておこう。自宅の庭をアレンジするときに、きっと役に立つはずだ。
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