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一度読んだらそれっきり? 本棚を専有し続ける紙の書籍

 中田家のサヤカさん、シフトの都合で今日からパートが3連休になりました。とはいえ、週末にかかっているのは土曜のみ。ほとんど平日のお休みなので、滞りがちな家事を一気に片付けることにしました。タケミさんとミコトくんを送り出し、洗濯物を干したところで部屋の掃除に取り掛かります。

サヤカ「もー、このホコリたちはどこから現れるのかしらねえ。リビングや玄関なら分かるんだけど、ミコトの部屋とか寝室とかまで……あーくたびれたー。最後はパパの部屋ね、よいしょっとぉ。あれ?」

 掃除機を抱えてタケミさんの部屋に入ったサヤカさんは、机の上に積み上げられた本の山に気が付きました。

サヤカ「なによこれー、パパったらいったい何冊買い込んだの!? どれどれ。『知られざるヴァイキングの航海史』に、『ヴァイキング~北米を発見した最初の欧州人』……うーん、内容がサッパリ想像つかない」

 その日の夜、サヤカさんは帰宅したタケミさんに本のことを問い詰めます。

タケミ「机の上の本? いや、ちょっとヴァイキングのことをいろいろ知りたくなって。おっ、今晩はカレーだね!」

サヤカ「ふーん。ハードカバーで高そうな本を5冊も6冊も、どこからそんなお金が出てくるのかしらー?」

タケミ「え、お金? あ、そういうことかー。買ってないよ、あれ図書館の本だもの」

サヤカ「……うっそ」

タケミ「背表紙に管理ラベルが貼ってあります」

サヤカ「ホント~? ちょっと見てくる……。……あった、貼ってあった」

タケミ「専門的な内容の本は高いからねえ。そうたくさん買えるものじゃないし。一度読んだら本棚で眠るだけ、なんていうのももったいないからね。そう、ママが買った本みたいに!」

サヤカ「よ、読んでるもん。たま~にだけど。家事とパートが忙しくなければもっと読めるもん、本棚の肥やしとは言わせないもん!」

タケミ「う、僕も仕事頑張らねば……いつもありがとね。いただきまーす。だけど、せっかく図書館っていうありがたい施設があるんだから、ママも積極的に活用してみたら? 図書館の本は2週間しか借りられないけれど、自分で買うよりずっと節約になるでしょ?」

サヤカ「うーん、行きたいんだけどさあ。本を探すのに時間がかかるでしょ、行っても読みたい本が置いてなかったってこともあるし。それを思うとなかなか足が向かなくてねえ」

タケミ「それなら、スマートフォンで図書館専用の蔵書検索アプリを使えばいいじゃない」

サヤカ「検索できるの? 図書館の本を??」

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