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この言葉ってどんな意味? 辞書を引いてみるものの……

 夕食が済んだ中田家のリビング、今日は珍しく静かです。家長のタケミさんはソファに座り、図書館から借りてきた歴史の本をじっくり読書。サヤカさんとミコトくんはテーブルに座り、新聞を覗き込んでいます。

サヤカ「いい? 新聞には毎日いろいろな記事が載ってるの。1日分の記事で、何か1つくらいは、ミコトの興味を惹くような記事があると思うわよ?」

ミコト「本当に、新聞を読むことが勉強につながるのー?」

サヤカ「ミコトって、長い文章を読んで答える問題が苦手でしょ? だから、文章を読むこと自体にまずは慣れてみようよ。ほら、パパなんて、えーと、あれ……なんだかよく分からない本でも、飽きずに毎週読んでるでしょ?」

ミコト「そういうものかなあ。じゃあ、まずはこの記事から……」

サヤカ「何か分からない言葉とか、あったら聞いてね。ママはここでフリマのチェックしてるから」

ミコト「はーい」

サヤカ「さてさて。昨日出品したブーツの人気はどうかしら、と」

ミコト「ねえママ、これなんて意味?」

サヤカ「さっそく!? 『示唆』か。えーと……辞書辞書」

ミコト「がくっ」

サヤカ「日常会話で示唆なんて言葉、使わないもの。示唆、示唆……あった。何かを直接言うんじゃなくて、ほのめかすことね」

ミコト「ほのめかすって、どういうこと?」

サヤカ「うっ、ちょっと待って……ほのめかす、ほのめかす。えーと、それとなーく示すってことね」

ミコト「それとなく、か。じゃあ、これは?」

サヤカ「『活火山』って言ったらほら、今も噴火することがある火山で、真下にはマグマが……」

ミコト「噴火って山が火を噴くこと? マグマってなに?」

サヤカ「噴火で出てくるのはただの火じゃなくて……って、これじゃあ私が問題を出されてるみたいじゃないのよー。いつまでたっても読み進めないじゃない!」

ミコト「だってー、言葉の意味が分からないんだもん」

タケミ「辞書を引くことにも、ミコト自身が慣れた方がいいんじゃないの?」

サヤカ「そうなんだけど、読むことと調べることを一度に慣れるのも大変じゃない。まずは読むことから慣れた方がいいかなあって」

タケミ「それもそうか。じゃあ、ママの負担を減らすために、スマートフォンを使ってみれば?」

サヤカ「スマホを使うの?」

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