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忙しい日や疲れた日は、ついつい外食で済ませたくなるもの

 塾からの帰り道を歩く、中田家長男のミコトくん。いつもなら迎えに来てくれる母のサヤカさんは師走に入ってパートのシフトが増えてしまい、今日も夕方まで仕事です。街灯がぽつぽつと灯り始めた街中をミコトくんは1人、早足で家路を急ぎます。

ミコト「ただいまー。お腹すいたーっ」

サヤカ「おかえり……」

ミコト「あれ? 声が小さいな。ママいるのー?」

サヤカ「いーるーよー」

ミコト「いたいた。ママ、そこベッドじゃなくて床だよ?」

サヤカ「もう無理、もう陳列できません」

ミコト「お疲れさまですママ。ねえお腹すいた」

サヤカ「無理無理、作れない」

ミコト「えーっ。じゃあどうするの、パパが帰ってくるまで待つの?」

サヤカ「そうねー。今日の帰りは早いって言ってたから、そろそろ帰ってくるんじゃないかなあ」

タケミ「ただいまー」

ミコト「おかえりー! お腹すいたー!」

タケミ「僕もお腹すいた! ねえママ晩ご飯は……どうして床で寝てるの?」

サヤカ「ありませんのでパパが作ってください。もう疲れちゃって無理」

タケミ「そんな、僕も無理……がくっ」

ミコト「パパまで! 起きてよー、お腹すいたよー。泣いちゃう死んじゃう」

サヤカ「お願い、ミコトが作ってー」

ミコト「で、できるかなあ。ちょっと台所を見てくるね」

サヤカ「うん」

ミコト「……カップラーメンもレトルトカレーもないよー?」

サヤカ「インスタント食品のストックなんて無いわよー。そういえば食パンも食べ切っちゃったし、お米も炊いてないわねえ」

ミコト「お肉とか野菜はあるけど、ぼく作れないよ」

タケミ「しまった。もう6年生なんだし、男の料理を教えておくべきだった」

サヤカ「まったくよ」

タケミ「ご、ごめん」

サヤカ「仕方がない。本当は避けたいけど、外に食べに行こうか」

タケミ「ママから外食を提案するなんて!」

ミコト「いいのー!? 旅行でもないのに」

サヤカ「こんなこともあろうかと、ノゾミさんから外食を安くできるアプリを聞いてあるんだから!」

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