PR

 PC Onlineや「日経パソコン」「日経PC21」誌の、パソコン/スマホ/タブレット記事でおなじみの青木恵美が、スペシャルにお送りする、ディープなAndroidメルマガ。毎回、有用な「イチオシ」アプリを取り上げ、多数の画面イメージとともに操作のキモを手取り足取り徹底解説。イチオシアプリの理解をさらに深めるための「こぼれ話」や、明日にでも人に話したい「Androidよもやま話」も併せて掲載していく。

 最終回となるこの号では、スマホで心拍数を簡単に測定する健康管理用アプリを紹介する。同種のアプリは多数出回っているが、計測の手軽さやデータ管理のしやすさなどの点で優れている。

今週の目次

※動作確認/キャプチャー端末「Nexus 4」(Android 4.4)。
※「Nexus 4」は、「AVG AntiVirus Free」にて確認しています。

はじめに~「スマホで健康」がはやり

 ビジネスパーソンにとって健康管理は仕事をこなしていくうえでとても重要だ。スマホは常時持ち歩くものなので、ジョギングをしながらイヤホンで音楽を聴くという使い方以外にも、歩数や歩行スピードを記録したり、体重とか血圧を記録して変化を見たり、もっと高度な使い方をできないかと思う。とはいえ、あまりお金や手間がかけたくないところだ。

【今週のイチオシアプリ】「Runtastic Heart Rate PRO」(200円、開発元:Runtastic)

 そんなときに「これは!」と思ったのが、スマホのカメラに指を当てて、心拍数を測るアプリ「Runtastic Heart Rate PRO」だ。手持ちのスマホで簡単、お気軽に測れるのがいい。

 心拍数が分かれば、体調とかバイオリズム、運動前後の変化、会議やプレゼンテーションのときの緊張具合などの目安になる。スマホは医療機器ではないので、正確な医療データとしては成立しない。だが、同じ計測具で計測し続けることで、ある程度の傾向を知ることはできる。

 「スマホで心拍数を測れる」ことをうたうアプリはGoogle Playストアでいろいろと見かける。その中で筆者がいいと思って使い始めたのが、このRuntastic Heart Rate PROというアプリだ。Runtasticというのは「運動関連アプリ」をいろいろ出している開発元で実績もある。説明にはこうある。

普段肌身離さず持ち歩いているスマホで、心拍数を気軽にチェックしましょう- 起床時、運動前後、大事な会議の前など… Runtasticの心拍計アプリが、スマホカメラ機能を利用して、あなたの心拍を正確に計測します。

・スマートフォンのカメラで心拍数を計測
・心拍計測結果をグラフで表示
・runtastic フィットネスサイト(www.runtastic.com)にデータを転送、一括保存・管理
・計測結果をソーシャルネットワークでシェア(Facebook、Twitter、Google+、メール)
・過去の心拍数データの移行をグラフで確認

 アプリには無料版と有料版があり、有料版(Pro)は、無料版で1日3回までの計測回数制限が無くなり、広告表示も無くなる。「安静時の心拍数だけを表示する」といった「フィルター」をかけたり、計測の時間になると「リマインダー」が届いたりする機能も有料版のみにある。

 このうち、無料版の「1日3回まで」という制限がなかなか厳しい。あと、長く継続的にデータを取って、その中から変化を見出すために後述の「フィルター」機能は必須だ。繰り返し継続的に計測する機器が手に入ると考えれば200円は手頃だろう。

 では、早速スマホのカメラで心拍数を計測して、体調や運動、緊張度などをつかめるRuntastic Heart Rate PROを、インストールして、使ってみよう。

Runtastic Heart Rate PRO」を使ってみよう

 Google Playストアからインストール。初期画面では、Facebookアカウントかメールアドレスでの登録を行う。Runtasticの他のアプリを使っていてRuntasticアカウントを既に持っている人は「アカウントを持っている」からログインできる。「後で知らせてください」をタップして登録・ログインをスキップすることもできる。

 ここではメールアドレスで登録してみよう。「メールアドレスで登録」をタップして、メールアドレス、パスワードと確認パスワードを設定して「次へ」をタップ。

図1 初期画面で「メールアドレスで登録」をタップ。
図1 初期画面で「メールアドレスで登録」をタップ。
[画像のクリックで拡大表示]
図2 メールアドレス、パスワードと確認パスワードを設定して「次へ」をタップ。
図2 メールアドレス、パスワードと確認パスワードを設定して「次へ」をタップ。
[画像のクリックで拡大表示]

 ファーストネームとラストネームはあらかじめスマホ本体に登録済みの情報を元に自動入力される。確認して「次へ」をタップ。性別と誕生日、国を設定して「次へ」をタップ。

図3 ファーストネームとラストネームはあらかじめ入力されている。確認して「次へ」をタップ。
図3 ファーストネームとラストネームはあらかじめ入力されている。確認して「次へ」をタップ。
[画像のクリックで拡大表示]
図4 性別と誕生日、国を設定して「次へ」をタップ。
図4 性別と誕生日、国を設定して「次へ」をタップ。
[画像のクリックで拡大表示]

 単位、体重、身長を設定して「終了」をタップ。チュートリアルが表示されるので、「計測方法」「履歴情報」「心拍数の計測方法」をスワイプで閲覧しよう。

図5 単位、体重、身長を設定して「終了」をタップ。
図5 単位、体重、身長を設定して「終了」をタップ。
[画像のクリックで拡大表示]
図6 チュートリアルは3ページある。これは1ページ目にある「計測方法」。
図6 チュートリアルは3ページある。これは1ページ目にある「計測方法」。
[画像のクリックで拡大表示]

 次に「計測」画面が表示される。「後ろのカメラレンズの上に指を軽く置いてください」と出るので、指示通りにリアカメラのレンズ上に指を軽く置いて、画面の丸の中をタップ。

 計測が始まる。赤い輪が一周するまでそのままで待とう。ちなみに2回目の計測からは、下に「最近の計測」が表示される。

図7 後ろのカメラレンズの上に指を軽く置いて、丸の中をタップ。
図7 後ろのカメラレンズの上に指を軽く置いて、丸の中をタップ。
[画像のクリックで拡大表示]
図8 計測が始まる。赤い輪が一周するまでそのままで待とう。
図8 計測が始まる。赤い輪が一周するまでそのままで待とう。
[画像のクリックで拡大表示]

 アプリ内で示される注意事項は以下の通りだ。うまく計測するためにはコツがあるが、慣れれば大丈夫だろう。

* スマホのカメラレンズに、人差し指を軽くあててください。
* 指を強く押しすぎると、正確な数値が計測できません。
* 計測中は出来るだけ体を動かさないようにしてください。
* 指が冷たく感じられる際には、血流が不十分なため、正確な心拍数が計測できない場合があります。
* ライトに対応していないスマホの場合には、明るい場所で計測してください。

 計測が終わると数値が出る。計測タイプ(一般/安静時/スポーツ前/スポーツ後/最大心拍数)とその時のフィーリング(気分)を自分で選択し、必要に応じてメモを入力。右上の「完了」をタップする。

図9 計測が終わると数値が表示される。計測タイプとフィーリング、必要に応じてメモを設定して、右上の「完了」をタップ。
図9 計測が終わると数値が表示される。計測タイプとフィーリング、必要に応じてメモを設定して、右上の「完了」をタップ。
[画像のクリックで拡大表示]

 次に「runtastic.comにアップロードする」画面が表示される。しばらくすると「runtastic.comにアップロードする」にチェックが付き、この時点ですでにアップロード済みだ。Google+やFacebook、Twitter、その他アプリ(メールなど)でもシェアできる。

図10 データがruntastic.comにアップロードされた。SNSでも必要に応じてシェアできる。
図10 データがruntastic.comにアップロードされた。SNSでも必要に応じてシェアできる。
[画像のクリックで拡大表示]

 Androidの「戻る」ボタンで戻ると、「履歴」画面になってグラフが表示される。今は1つしかデータがないが、データが増えていくと、大量のデータがざっと表示されてしまう。「安静時心拍数だけの変化を見たい」という時は、右上の「漏斗(じょうご)」のアイコン(フィルター)をタップし、項目ごとにフィルタリングしよう。

図11 履歴が表示された。
図11 履歴が表示された。
[画像のクリックで拡大表示]
図12 履歴はメニューからフィルタリングできる。
図12 履歴はメニューからフィルタリングできる。
[画像のクリックで拡大表示]

 履歴画面を右にスワイプすると、計測画面に戻る。

 Androidのメニューボタンのメニューから「設定」を選ぶと、設定画面が開く。「一般設定」では、「サウンドをオン」「自動的に心拍数計測を開始」がオンになっている。「お知らせ」は、心拍数計測のリマインダー。お知らせをオンにして、時間を設定できる。バイブレーターのオン/オフも選べる。初期設定では毎日18:30に通知する設定になっている。

図13 メニューボタンのメニューから「設定」を選ぶと、設定画面が開く。
図13 メニューボタンのメニューから「設定」を選ぶと、設定画面が開く。
[画像のクリックで拡大表示]
図14 「お知らせ」設定。
図14 「お知らせ」設定。
[画像のクリックで拡大表示]

 「ユーザーデータ」では、先ほど設定した名前や性別、誕生日、身長、体重などのデータを修正できる。身長や体重などが変化した場合はここから変更しよう。「ソーシャル・ネットワーク」でSNSのアカウントと連携設定しておけば、自動的に結果をシェアできる。

図15 「ソーシャル・ネットワーク」は、シェアするネットワークと接続できる。
図15 「ソーシャル・ネットワーク」は、シェアするネットワークと接続できる。
[画像のクリックで拡大表示]

 Runtastic Heart Rate PROの使い方はこんな感じだ。

こまめに測ってデータを蓄積し、参考にするとよい

 健康管理データを有効活用するには計測する習慣を付ける必要がある。その点、Runtastic Heart Rate PROスマホのカメラに指を置くだけで簡単に計測でき、2~3回タップするだけで記録が完了する手軽さがいい。事あるごとにこまめに測ってデータを蓄積しよう。だんだん自分の体調の変化や運動の様子、緊張度などの傾向が把握できるようになる。

 この情報があなたのスマホ生活をさらに快適にできれば、筆者はうれしい。

【今週のこぼれ話】スマホと連動する健康機器にも興味津々

 今回はスマホだけで心拍数が測れるお手軽アプリを紹介した。それとは別に世の中にはスマホと連動できる健康機器や身に着けて使う「ウエアラブル」機器が出てきている。そのあたりは「スマホ 連動 健康機器」などと検索すると、たくさん出てくる。NAVERまとめの「スマホと連動した健康・フィットネス管理ガジェット」も参考になる。

 筆者もIT機器と連動するフィットネス機器を試した「健康特集」を雑誌に執筆したことがある。当時(4~5年前)、スマホはまだ黎明期で、フィットネス機器といっても携帯電話とちょっと連動するぐらいだった。SDカードに体重や血圧を記録して、パソコンでグラフ表示できたり、端末のデータをUSBでパソコンに吸い上げたり、という状況。

 世の中だんだん便利になって、軽くて小さな機器を腕などに身に付けるだけで、ワイヤレスでデータが送られ、自分の健康管理がスマホでできるようになりつつある。さらに今後はデータが自動的に医療機関に送られて、「あなたは病気の疑いがありますから診察を受けてください」と言われる日が来る、かも。

【青木恵美のAndroidよもやま話】スマホに振り回されない生き方

 家にスマホを忘れて外出したら、「まるで浦島太郎みたい」というのは、最近よく聞く話だ。(関連記事:スマホを忘れて外出したら、気分はまるでアドベンチャー!

 スマホがないと、携帯電話で連絡が取れない。ニュースもチェックできないし、メールも読めない。LINEの新着も分からず友達にメッセージも送れない、SNSの友達の新しい投稿も読めず、自分の投稿に付いたコメントもチェックできない。不便このうえない。

 でも、よく考えてみたら、わざと“スマホ断食”してみたいとも思う。数日間、温泉地や自然豊かな場所でゆっくりしてみたい。退屈でたまらなくなる気もするが、暇を持て余してゆっくりしているときこそ、心の癒やしが得られ、豊かな発想が生まれてくるように思う。

 とはいえ、当面は原稿に追われてなかなか大変。暇を持て余すのはいつになることやら……。

あとがき

 予告通り、このメルマガは本号で最終回です。「ぶっちゃけ話」などもできて、なかなか新鮮なメディアでした。みなさんとお別れするのはさびしいですが、私はPC Onlineでひたすらコラムを更新していますので、会いに来てください。メルマガの最後の2回は健康に関するアプリを取り上げましたが、みなさん健康には気をつけて。ではまた、PC Onlineでお会いしましょう。(青木恵美)

 実は、このメルマガが始まった2013年5月には、まだ個人でスマホを持っておらず、いわゆる「ガラケー」を使っていました。編集作業には会社にあるテスト用マシンを使いました。翌6月に当時「ドコモのツートップ」と言われたAndroidスマホ「GALAXY S4」を入手。毎週、最初の“読者”として青木さんの原稿を読んできたので、それなりに詳しくなったように思います。メルマガは最後ですが、Webサイトでは引き続きよろしくお願いします。(担当・清嶋直樹

PC Online Plus「厳選!オススメAndroidアプリ&耳寄り情報」サービス終了のお知らせ

 メールマガジン「厳選!オススメAndroidアプリ&耳寄り情報」は、2014年2月末日をもってサービスを終了することとなりました。これまでご愛読をいただき、誠にありがとうございました。本メルマガが最後となります。