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 ヤマハは2008年4月25日、新コンセプトの電子楽器「TENORI-ON(テノリオン)」を発表した。縦横に16個ずつ配置されたボタンを押して演奏する仕組みで、音楽知識のない初級者でも演奏できるとしている。発売は5月12日。希望小売価格は12万1000円。

 各ボタンにはLEDが搭載され、演奏中の音や操作などと連動して発光する。ボタンの垂直方向は音階、水平方向は時間軸を表す。垂直方向に伸びるLEDのラインが時間軸の左から右へ繰り返し移動し、あらかじめ押した音階にラインが達すると音が鳴る仕組み。オルゴールの構造に似ている。またボタンを長押しするとラインの位置と関係なく音が奏でられる。このほかに、ボタンを指でなぞって演奏するドローモードや、入力した音階を繰り返し発するランダムモードなど6種類の演奏方法を用意する。

 本体の両脇に装備したボタンで音色や音程、拍子などを変更可能。設定を複数記憶させておき瞬時に切り替えれば、複数パートの同時演奏が実現する。テノリオンでは1つのパートを「レイヤー」と呼び、レイヤーを16個まで用意する。SDメモリーカードを別途用意すれば演奏したデータを保存することも可能だ。

 会見場ではテノリオンのコンセプトを提案した岩井俊雄氏が登壇し、開発経緯などを説明。「初級者でも音楽を楽しめ、かつバイオリンやピアノのように演奏する気持ちよさを表現したかった」とテノリオン開発に対する思いを打ち明けた。