PR

 ブラザー工業は2008年9月2日、複合機タイプのインクジェットプリンターを一新し、個人向けブランド「マイミーオ」で8機種、ビジネス向けブランド「ジャスティオ」で2機種を発表した。いずれもパソコンからの印刷に加え、コピーや画像などのスキャンも可能な製品。マイミーオは8機種中4機種が、ファクシミリの送受信機能を備える。ファクシミリ機能付きのインクジェット複合機として、国内シェア80%の獲得を狙う。一方のジャスティオは、2機種ともA3判用紙に対応するのが特徴。高さを抑え、「A3判対応でカラー印刷が可能な複合機としては世界最小サイズ」(ブラザー販売の片山 俊介代表取締役社長)という。年間6万台の出荷を見込む。発売は10月以降順次。

 マイミーオは、一部機種がタッチパネル式の液晶ディスプレイを採用しており、直感的に操作できる。また、新開発した印刷ヘッドを搭載。従来モデルより画質を向上させたのも特徴だ。フラッグシップ機が「MFC-930CDWN」(実勢価格は約4万8000円、以下価格の表記はすべて実勢価格)「同CDN」(約4万円)で、ファクシミリや留守番電話機能を備える。本体に受話器があり、電話機としても使える。MFC-930CDWNには電話の子機が2台、同CDNには1台付属する。有線/無線LANに対応しており、居間に設置しても、パソコンから家庭内LAN経由で印刷できる。MFC-930CDWN/同CDNからADF(自動給紙装置)、有線LAN/無線LAN機能などを省いたモデルが、「MFC-670CDW」(約3万8000円)、「同CD」(約3万円)だ。以上4機種が、タッチパネル式の4.2型液晶ディスプレイを採用している。

 「MFC-490CN」(約2万5000円)は受話器や子機を省き、通信機能をファクシミリに絞ったモデル。ただし、有線LANや無線LANに対応する。さらに、ファクシミリ機能も省いた通常の複合機が「DCP-535CN」(約1万8000円)、「DCP-385C」(約1万4000円)、「DCP-165C」(約1万2000円)の3機種だ。DCP-535CNから有線/無線LAN、ADFを省いたのがDCP-385C。さらに液晶ディスプレイの小型化を図ったエントリーモデルがDCP-165Cだ。

 ジャスティオは、2機種とも印刷速度がカラーで28ページ/分、モノクロでは35ページ/分と高速。カラー対応の複合機タイプのページプリンターは現在、安価な製品でも15万円以上で、かつ印刷速度もカラー5~16ページ/分、モノクロ20~25ページ/分程度。ビジネス市場ではページプリンターが強いが、ブラザーはインクジェットプリンターならではのコストパフォーマンスを武器に市場を切り崩したい考え。「MFC-6490CN」(約5万5000円)、「同5890CN」(約4万円)の違いは、MFC-6490CNがスキャナーとしてもA3判に対応している点(同5890CNはA4判対応)。さらに、給紙カセットの容量が、MFC-6490CNが400枚なのに対し、同5890CNは150枚と少ない。MFC-6490CNは有線LAN/無線LANに対応するが、同5890CNは有線LANのみの対応だ。