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 パナソニックは2008年11月6日、病院など医療現場での利用を想定したタブレットパソコン「TOUGHBOOK CF-H1」を発表した(図1)。価格はオープン。実勢価格は26万円程度の見通し。従来のTOUGHBOOK同様、落下や液体に対する堅牢性に加え、薬品や消毒のためのふき取りに対する耐性を高めた。

 業務を中断させる必要がないように、電源を入れたままバッテリーが交換できる「ホットスワップ」機能を搭載した。バッテリー駆動時間は2パック利用で約8時間。バッテリー交換時に使用する予備電池はオプションのクレードルなどで充電できる。

 きょう体は消毒のためのふき取りの漏れがないよう、コネクターなどは最小限にし、クレードルとの接続端子にもカバーを付けた。外部とのインタフェースとしてはBluetoothのほか、IEEE 802.11a/b/gおよびnドラフト2.0対応の無線LAN機能を内蔵する。患者識別に用いるバーコードリーダーRFIDリーダー、および200万画素の内蔵カメラも搭載する。

 ユーティリティとして本体に対する定期的なふき取りを促す「クリーニングお知らせ機能」を持つ。あらかじめ設定したタイミングでふき取りを促すメッセージを表示。ユーザーが「ふき取りをする」とメッセージに応じると、画面が暗くなり、ディスプレイ上をふき取った部分については、順次、明るくなって擬似的にふき取った様子を表現する(図2)。

 10.4型のディスプレイは付属するペンでも指でも操作可能なタッチパネル機能付き。CPUはAtom Z570、メモリー1GB、ハードディスクは80GB。重さはストラップ込みで約1.5kg。本体上部には持ち運び用に取っ手を付けた。

 CF-H1はパナソニックとインテルが共同で開発。インテルが推奨する医療向けパソコン「Mobile Clinical Assistant(MCA)」のレファレンスプラットフォームに沿ったものでは国内で初めて発売される製品となる。両社は同日、今後も医療用途向けモバイルパソコンの事業化に向けて協力していくとの発表も行っている。

 パナソニックではCF-H1を欧州、米国でも順次発売する。MCA準拠パソコンの市場を2012年には全世界で18万台規模に拡大すると予想。そのうち10万台のシェアを獲得したいとしている。