イー・モバイルは2008年11月6日、上りの通信速度が最大1.4Mbpsの通信サービスを11月20日より提供開始すると発表した。通信規格として「HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)」を採用する。これまでの上りの通信速度は最大384kbpsだった。
同社の通信エリアは2008年11月時点の人口カバー率で85%。1.4Mbpsの通信サービスは、開始時にそのうちの40%(全体の34%)のエリアをカバーするという。さらに、「2009年3月までには、現在の7.2Mbpsのサービスエリアに追いつくように対応エリアを広げる」(同社 執行役員副社長の阿部基成氏、図1)。従来と料金は同じ。
合わせて、HSUPA対応のデータ通信端末3機種として「D21HW」「D21LC」「D21NE」を発表した。「D21HW」「D21LC」はUSB接続型で、D21NEはPCカード型(図2)。いずれも初期費用は、利用期間の制限がない「ベーシック」の場合で3万6980円。2年間利用を継続することを条件とする「新にねん」の場合で1万2980円。D21HWとD21LCは11月20日より、D21NEは12月上旬より販売を開始する。