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 全国大手家電販売店のPOSデータを基に、デジタル機器の販売台数や金額情報を集計・提供するBCNは2008年11月6日、年末商戦を前に、パソコン、デジタルカメラ、薄型テレビ、レコーダーについての市場動向を説明した。

 パソコンでは、台湾アスーステック・コンピューター(ASUS)が投入した「Eee PC」を代表とする、10.2型以下の液晶ディスプレイを搭載したミニノートが市場をけん引。2008年10月のデータでは、ミニノートがノートパソコンの中で25%を占めるほどの販売台数となっている。そのため、パソコン全体の販売台数も増え、2008年8月、同9月、同10月でいずれも前年同月と比べて20%超の伸びとなった。ただ、5万円前後という低価格のミニノートが躍進したため、パソコン全体における2008年10月の平均販売単価は前年と比べて23%下がった。BCNアナリストの田中 繁廣氏は「ミニノートを投入するメーカーは増えており、パソコン全体の中で30%まで販売台数を伸ばすだろう」と語った。

 デジタルカメラについては、コンパクトデジタルカメラが伸び悩む。2008年10月の平均販売単価は前年同月比で約4000円下がり、約2万6000円となった。これは「コンパクトデジタルカメラの機能は飽和状態に達し、低価格化以外にユーザーが買い替えに至る理由が少ない」(BCNアナリストの道越 一郎氏)ことが原因だという。一方、一眼レフデジタルカメラは2008年10月の販売台数が前年同月と比べて約20%伸びた。デジカメ全体における一眼レフの販売台数は10%に満たないが、販売金額では約30%と存在感を高めている。

 薄型テレビは2008年10月の販売金額が前年同月から1.8%減の98.2%となった。「40型以上の大型テレビの売れ行きが減速したことが影響した」(田中氏)という。レコーダーは2008年10月の販売台数が前年同月と比べて15%超と安定して伸びている。Blu-rayドライブを搭載した製品は平均販売単価が10万5000円まで下がり、販売台数ではレコーダー全体の約50%に達した。「BD-Rディスク1枚の価格が前年同月の約1000円から約500円まで下がったことと、販売単価が10万円を切るレコーダー製品が増えたことで、本格的な普及期に入ってきた」(道越氏)。