PR

 NECは2008年11月11日、東京国際フォーラム(東京・有楽町)で開催中の「iEXPO2008」において、同社が開発した新技術を展示した。パソコン関連では、イーサネット上でPCI Express(PCIe)デバイスを制御できる「ExpEther(エクスプレスイーサ)」が面白い。

 ExpEtherは通常、パソコンのマザーボード上にあるPCIeスロットに接続するハードディスクやグラフィックスボードなどをイーサネットで接続できるようにする仮想化技術。展示会場では、パソコン本体側のPCIeスロットにExpEtherのボードを指し、イーサネット経由でハードディスクやUSBインタフェース、グラフィックスボードなどをつないでいた(図1)。パソコン側からはいずれもPCIeで接続しているデバイスとして認識される(図2)。電源を入れたまま、機器を接続できるホットプラグも実現している。

 会場で配布していた資料によると、ExpEther技術の利用を促進するための団体として「ExpEtherコンソーシアム」を11月中にも設立する予定だ。

 メモリー関連では、磁気でデータを記録する次世代メモリーMRAMの速度改良型を展示している。MRAMの特性を生かし、CPU負荷に応じてシステム上に流す電流を制御することで、CPU負荷10%の場合で、既存のモバイル用途のノートパソコンの半分以下の消費電力に抑えることができるという。

 展示会場内3カ所に設置したデジタルサイネージ(電子看板)では、顔認識技術を応用した「追いかけ広告」のデモを体感できる。展示した看板で、前を通る人を個別にカメラで認識。看板の前に立っていた時間の長さや距離を元に、離れた看板間で通行人のデータをやりとりして、看板の目の前にいる個人に合わせて表示する広告を切り替える(図3)。看板にはおサイフケータイ対応のリーダーライターを設置し、会場内で放映しているデジタルシネマ観賞用の電子チケットを配布している。

 屋外の展示ではパソコンや携帯電話の冬モデルを実際に触って体感できるスペースがあるほか、携帯電話と高速無線LANの連携機能などを紹介している。

 iEXPO2008は2008年11月13日まで開催している。