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 セキュリティ企業の英ソフォスは2008年12月25日、履歴書に見せかけたコンピューターウイルスが出回っているとして注意を呼びかけた。アイコンなどを偽装してMicrosoft Wordの文書ファイルに見せかけているが、実体は実行形式ファイル(アプリケーション)。ファイルを開くと感染する。

 今回同社が警告したのは、「W32/VB-DXC」という名称のウイルス。拡張子がexeの実行形式ファイルであるが、アイコンなどをWord文書ファイルのものに偽装している。加えて、ファイル名を「My CV」などとして履歴書に見せかけている(CVはcurriculum vitaeの略で、履歴書の意味)。

 Windowsの初期設定では、実行形式ファイルの拡張子は非表示なので、一見、Word文書ファイルに思えるが、ファイルのプロパティを表示させれば、実行形式ファイルであることが分かる(図)。

 Word文書だと思ってファイルを開くと(ダブルクリックすると)、ウイルスが動き出して感染。複数のフォルダーに、自分自身をコピーする。例えば、スタートメニューのフォルダーに「Microsoft Office Word 2003.exe」という名前でコピーする。なお、パソコンの画面には何も表示しない。

 同社スタッフは、ウイルスをWord文書などに見せかける手口は以前からあるものの、今でも“有効”であると警告。文書ファイルに見えても、安易に開かないよう注意を呼びかけている。