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 米アップルのスティーブ・ジョブズCEOは、2009年1月5日(米国時間)、体重減少を回復するための治療を行っていることを明らかにした。米アップルのWebサイトに「Letter from Apple CEO Steve Jobs」として公開した。

 声明の中で、同氏が急激にやせたことを巡り、重病説も含めた噂が広がったことに言及。改めて、体重減少について詳しく検査した結果、ホルモンバランスの崩れが原因であることが判明したと説明した。治療は2009年春ごろまでかかる見通しだが、その間も同氏はCEO職を離れない方針。同氏が職務の継続が難しくなった場合は、取締役会に報告するとしている。

 ジョブズ氏は1月6日(現地時間)から米サンフランシスコで開催される「Macworld Conference&Expo San Francisco 2009」の基調講演をフィル・シラー上級副社長に任せたことから、一部メディアでは、同氏の健康問題が深刻化しているとの報道があった。