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 日立マクセルは2009年1月14日、業界初となる液漏れ保証を実現したアルカリ乾電池「ボルテージ」の新バージョンを発表した。単1~単5形、9V角形の6種類を用意し、2009年4月1日より発売を開始する。実勢価格は「現行バージョンと同程度」(マクセル)という。

 新ボルテージは負極の素材に「MICROZINC α(ミクロジンク アルファ)という新亜鉛合金を採用。これにより、電池の液漏れ防止を実現した。電池工業界によると、アルカリ乾電池に関するクレームのうち、約8割が液漏れに関するもので、液漏れの原因の多くが過放電にあるという。

 過放電は機器が動かなくなってからも電池を放置する状態を指す。過放電状態が続くと、電池内部に溜まった未放電亜鉛から水素ガスが発生することで内圧が高まる。内圧上昇による電池の破裂を防ぐため、電池内部の安全弁が作動することで水素ガスを放出するが、この際に電解液も放出してしまう。電解液の液漏れが発生すると、機器が損傷したり使えなくなるといった問題につながる。

 新ボルテージが採用するMICROZINC αは、過放電状態で水素ガス発生の要因となる未放電亜鉛を減少させる効果がある。これにより水素ガスの発生量を低減し、液漏れ防止を実現できた。また、単3、単4形には業界で初めて液漏れ保証を実施。使用推奨期限となる5年の間に、正規の使用法で使っても液漏れが生じた場合、電池の交換や機器の修理・交換に応じる。

 MICROZINC αの採用は液漏れ防止に加えて、電池の長持ち性能も向上させた。現行品に比べて新ボルテージは約5%の性能向上を実現ている。