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 ペガシスは2009年1月28日、同社の動画エンコードソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」で、東芝の映像処理用プロセッサー「SpursEngine」搭載機器を用いたハードウエアエンコードを可能にするプラグイン「TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngine」を発売する。ダウンロード版のみが用意され、価格は4980円。対応するSpursEngine搭載機器は、「WinFast PxVC1100」(リードテックジャパン)、「FIRECODER Blu」(トムソン・カノープス)。サポート対象外だが、東芝のノートPC「Qosmio」シリーズのSpursEngine搭載モデルでも動作するという。

 同モジュールは、SpursEngineが搭載しているエンコード回路を制御するもので、CPUでは処理時間が長くなってしまうハイビジョン映像出力を大幅に高速化できる。さらにSpursEngineの機能に無い音声エンコードと、映像と音声のマルチプレクス(多重化)が可能。編集、出力した映像をそのままDVD/Blu-ray Disc向けの素材として使えるという特徴もある。

「TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngine」を適用することで、MPEG-2やH.264形式での出力が大幅に高速化される。
「TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngine」を適用することで、MPEG-2やH.264形式での出力が大幅に高速化される。
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 ペガシスが公開したテスト結果によると、3分間のMPEG-2映像(720×480ドット、4Mbps、VBR)に3種類のフィルター処理を行い、H.264形式(1920×1080ドット、10Mbps、VBR)へ変換した場合、これまでのTMPGEncでは46分21秒かかっていたが、このモジュールを適用した場合は17分41秒で終了したとしている(CPUはPentium D 2.8GHz)。

 SpursEngineを利用したエンコードは、既にTMPGEncに実装済みの「CUDA」によるフィルター処理と同時に使える。テスト環境ではSpursEngineだけを利用する場合の2倍以上の速度で出力できたとしている。

 発売時点ではSpursEngineに搭載されている超解像機能は使えないが、アップデートで対応する予定となっている(サポート対象外ではあるが、WinFast PxVC1100では特定の手順で発売時から使えるという)。

低解像度の映像を演算によって高解像度映像にできる「超解像設定」(赤枠部分)は、アップデートでの対応になる。
低解像度の映像を演算によって高解像度映像にできる「超解像設定」(赤枠部分)は、アップデートでの対応になる。
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