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 セキュリティ企業の米シマンテックは2009年1月28日、公式ブログにおいて、ここ数日、ロシア語の迷惑メールが増えていると報告した。特徴は、連絡先として電話番号やICQナンバーが記載されていて、URL(リンク)は一切書かれていないこと。

 一般的な迷惑メールには、商品やサービスを宣伝・販売するWebサイトへのリンクが記載されている。ところが、最近増加しているロシア語の迷惑メールには、そういったリンクが記載されていない。商品やサービスの内容が書かれたメールには、連絡先として電話番号が掲載されている(図1)。

 電話番号だけではなく、インスタントメッセンジャーの一種であるICQの番号が書かれている場合もあるという(図2)。

 迷惑メールで宣伝されている商品やサービスはさまざま。オーディオブック(CDブック、カセットブック)から不動産、住宅の修繕や自動車のガラス窓など多岐にわたる。

 リンクを掲載しない理由の一つは、Webサイトを用意していないため。住宅の修繕や自動車ガラスの販売・取り付けといった商売では、利用者から直接電話してもらえば十分。コストをかけてWebサイトを構築・運用する必要はないと考えられる。

 もう一つの理由は、スパムフィルター(迷惑メール対策製品)の回避。前述のように、現在ではほとんどの迷惑メールにリンクが記載されている。このためスパムフィルターの多くは、メール中のリンクをチェックする。リンクを記載しておかなければ、このチェックは回避できる。

 また、メールの本文には、無意味な記号がいくつか含まれている。これも、スパムフィルターの回避が目的である可能性が高いとしている。