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 セキュリティ企業の米マカフィーは2009年2月2日、2月14日のバレンタインデーにちなんだ迷惑メール(スパム)が増えているとして注意を呼びかけた。現在では、同社が1日に観測するメールの1%から2%が「バレンタインスパム」であるという。

 毎年、バレンタインデー近くになると、異性から送られたように見せかけた迷惑メールやウイルス添付メールが多数出回る。マカフィーによれば、今年は1月22日に出現し、以降、確実に増加。現在では、全メールの1%から2%がバレンタインデーにちなんだ迷惑メールになっている。

 同社が確認している典型的なバレンタインスパムには、「Deeply in love with you」「I knew I loved you」「I love being with you」といった件名が付けられ、本文には「I love you so much!」といった一文とリンク(URL)が記載されている(図1)。

 このリンクをクリックすると、いろいろなハートマークが貼られたWebサイトに誘導される(図)。そして、いずれかのハートマークをクリックすると、「meandyou.exe」といったファイル名のウイルスがダウンロードされそうになる。実際にダウンロードして実行すると、ウイルスに感染。パソコンを乗っ取られるなどの被害に遭う恐れがある。

 こういったバレンタインスパムの急増により、迷惑メール全体の流量も増加。2008年11月、「McColo」という迷惑メール送信事業者に対するネット遮断により、迷惑メールの流通量は一時的に急減したものの、現在ではそれ以前の水準に戻りつつあるという。

 例えば、2009年1月における迷惑メールの流通量は、2008年1月の10%以内だったが、ここ数日は、ネット遮断以前の20%程度に“回復”。以前と同じ水準に戻るのは時間の問題だとしている。