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■変更履歴
記事公開当初、インスパイア(旧フォーバルクリエーティブ)との記述がありましたが、本記事中のインスパイアは旧フォーバルクリエーティブとは無関係です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/2/4 10:50]

 大塚商会とインスパイアは2009年2月2日、ソニーが開発した指静脈認証技術「mofiria(モフィリア)」(写真1)をベースとした、企業向け市場の開拓とサービスの開発で協業すると発表した。大塚商会がSI構築や各種サービスの開発・提供を担当。インスパイアが企業向けの導入コンサルティングやマネージメントなどを行う。具体的なサービスの提供時期は未定。

 「mofiria」は、指の静脈パターンを読み取って本人確認を行う生体認証技術で、成りすましが困難とされている。LEDから発光した近赤外光を指の静脈にあて、体内で散乱した光をCMOSセンサーで撮像する、独自の反射散乱方式を採用した(写真2)。静脈の還元ヘモグロビンが黒く光ることを利用して、指の静脈パターンを特定する。

 先行する指紋認証技術に比べて、認証が高速、高精度で、携帯電話にも搭載できるほどコンパクトなのが特徴。静脈パターンのデータを約10分の1に圧縮してメモリーに蓄積することで、照合データの容量を小さくし、小型機器に搭載できるようにした。ソニーは、2009年度中の商品化を目指している。

 大塚商会は、同技術をベースに企業内ネットワーク向け、端末向け、管理業務向け、企業間ネットワーク向けの4つのサービスを提供する予定。当初はクライアント認証の販売や、SIサービスの提供から始める。また、企業内の入退出管理や、PCなどのIT資産管理、セキュリティソフトの利用状況の監視、サーバーや印刷などの情報アクセス管理、バックアップおよびリモートデータ消去などのサービスを展開する。

 大塚商会は、「mofiria」を企業内の統合認証システムと連携させることで、内部統制対策やセキュリティ管理の一元化が可能になるとしている。