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 グーグルは2009年2月3日、3Dで地球上のデータを航空写真で参照できる「Google Earth 5.0」を発表した。海中の地形(図1)のほか、同じ場所の過去の航空写真を参照するなどの新機能を追加した。また、火星の様子が高解像度画像で分かる「Google Mars 3D」機能も提供する。

 海には、新たに23のレイヤー(Google Earthから参照できるコンテンツのグループ)が提供された。海溝などの名称、ナショナル ジオグラフィックが提供する写真、スタンフォード大学が提供する鮫や鯨といった動物の視点で海中を移動するツアー(図2、図3)などが参照できる。

 海中の地形情報は、日本水路協会 海洋情報研究センターなどからの提供を受けて構成している。ただし、「現時点で詳しい地形データがあるのは海洋全体の数%」(米グーグルGoogle Earthプロダクトマネージャーのピーター・バーチ氏)だ。高度のスライダーを動かして行くと、そのまま海中のデータが表示される。

 過去の写真イメージは、地域によって参照できるデータの時期に差がある。最も古いものでは米カリフォルニア州エリアに一部提供されている1940年代のもの。日本地域では1995年からのものになる。

 過去の写真を参照するには操作画面の時計アイコンをクリックする。画面左上に現れる「タイムスライダー」を使って表示する時期を選ぶ。スライド上には表示可能な航空写真がある日時に縦線が表示される。バーを左にスライドさせると過去になり、右に行くほど現在に近くなる(図4、5、6)。

 火星の地表面の様子を見ることができる「Google Mars 3D」(図7)はNASA(米航空宇宙局)が提供するデータを使用している。過去に探査に入ったポイントや火星についての情報を示したデータが提供されている。

 ユーザーが、ナレーションとともにGoogle Earth上を移動する様子を記録した「ツアー」を作成する機能も加わっている。「追加」メニューから「ツアー」を選ぶと画面右下に「録音」ボタンとマイクマークのボタンが表示される。録音ボタンを押すとそれ以降のGoogle Earthでの移動の様子が記録され、再度、録音ボタンを押すと記録されたデータの再生が始まる。

 グーグルによるとGoogle Earthのダウンロード数は2005年6月のサービス開始以来、5億件を超えるとしている。