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 フラッシュメモリーメーカーのSpansion Japan(本社:川崎市)は2009年2月10日、会社更生法の適用を東京地裁に申請した。帝国データバンクによると、負債額は約741億円。2月に経営破たんした日本綜合地所の負債1975億に次ぐ、今年2番目の大型倒産。製造業としては、今年最大規模という。

 Spansion Japanは富士通と米AMDの出資で1993年4月に設立。2003年7月に両社が新たに設立した米Spansionへの株式譲渡によって、同社の子会社となった。福島県会津若松市に生産拠点を持ち、携帯電話に組み込まれるNORフラッシュメモリーを中心に、携帯電話やデジタル家電向けフラッシュメモリーを生産している。従業員は1350人。

 2006年12月期の年間売上高は約1797億3500万円に上ったが、会津工場を拡張するための設備投資および研究開発費が重圧となって、グループ全体での採算が悪化。さらに世界的な不況が追い打ちをかけ、業績がさらに悪化した。なお、親会社と他のグループ企業は通常通り営業を行うという。

 米Spansionのジョン・キスパート社長兼CEOは「Spansion Japanの事業は継続する。日本での事業に必要な短期的な資金は確保しており、製品品質、安全、顧客サービスに関する責任は今後も全うしてゆく」とコメントしている。