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 Mobile World Congress 2009の開幕に先立つ2009年2月15日、バルセロナ市内のホテルでは「ShowStoppers」という関連イベントが開催された。ここでは仏アルカテル・ルーセントが拡張現実(AR=Argumented Reality、参考記事)サービスを公開し(写真1)、来場者の注目を集めていた。

 アルカテル・ルーセントが出展したのは「モバイル・エンハンスド・リアリティ」というサービス。カメラ機能が付いた携帯端末と3Gのインフラに、画像認識機能を用いることでARを実現している。具体的には、端末のテレビ電話機能を使って、物体を撮影すると、3Gのアクセス網を経由して、事業者のコア・ネットワーク側で端末が撮影した物体を画像認識する。その物体が何かを認識したら、コア・ネットワーク側でその物体の映像に3D画像を重畳し、端末側にテレビ電話の映像として再び伝送する。デモでは、乗用車の形を画像認識するエンジンを使い、乗用車のポスターを撮影する端末のディスプレイ上に、3D描画の映像が加わる様子を披露していた。

 同社の説明者は、端末には特別なソフトウエアのインストールの必要がなく、コア・ネットワーク側に画像認識サーバーを追加で用意するだけで実現できるのが特徴と話す。既に欧州のいくつかの事業者と話し合いを進めており、今後2~3週間の間に採用予定の事業者を公開できる見込みという。