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 台湾Acer Inc.は2009年2月16日、「Mobile World Congress 2009」が開催中のスペイン・バルセロナでプレス向けイベントを開催し、携帯電話機市場への参入を宣言した(図1)。Windows Mobileを採用する4機種を正式発表したほか、製品名未定の機種も紹介した(図2)。2009年6月から順次発売する予定である。

 Acer社は、2008年にスマートフォン・メーカーである台湾E-Ten Information Systems Co., Ltd.を買収。「世界の携帯電話の契約者数が40億であり、スマートフォンが低価格な端末を置き換えつつある。スマートフォン市場は今後5年間、年率 15%の成長が見込まれている」(Acer社 Senior Corporate Vice President, President of Smart Handheld Business GroupのAymar Lencquesaing氏)と説明し、十分に勝機があるとした。

 Acer社は今回の参入に当たり、E-Ten社の研究開発や製品開発の部隊、過去の技術や製品の資産などをAcer社に統合するとともに、ソフトウエアに集中的に投資したという。また、携帯電話事業者や販売店などへの営業・販売体制の整備を進め、参入の準備を整えた。「モバイル・データ市場のリーダーになることが我々の目標だ」(Aymar Lencquesaing氏)と意気込む。

 今回発表した携帯電話機は、(1)横スライド型でQWERTYキーボードを備え、指紋センサによるシングル・サインオンが可能な「M900」、(2)3.8型のWVGAディスプレイを備える薄型の「F900」(図3)、(3)2.8型のVGAディスプレイを採用し小型の筐体に収めた「X960」、(4)HSDPAとEDGEに対応するSIMカード・スロットを二つ備える「DX900」(図4)である。いずれもタッチ・パネルを採用した。さらに、Windows Mobileの最新版(6.5)に対応する厚さ12mmの「F1」(開発コード名)、スライド式で数字キーボードを採用した低価格向けの「C1」(同、図5)などを開発していることを明らかにした。携帯電話事業者は未定である。