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 東芝は、2009年2月16日からスペインで開催している携帯電話展示会「Mobile World Congress 2009」において、新型スマートフォン「TG01」を自社ブースで大量に展示している。4.1型(800×480ドット)の大型ディスプレイを備え、OSとして「Windows Mobile 6.1 Professional」、CPUは米クアルコムの「QSD8250」(1GHz)を搭載する。通信規格はHSDPA(最大7.2Mbps)に加え、HSUPA(最大2Mbps)にも対応する。大きさは幅129×高さ70×厚さ9.9mm。連続5時間の通話が可能。

 ブースでは、実機の展示にとどまらず、次世代技術を組み込んだデモンストレーションも実施している。1つが燃料電池の搭載。TG01の背面に取り付け可能な専用の燃料電池モジュールを開発。燃料電池には燃料の充てん方法により、電池のように燃料パックそのものを交換するタイプと、補充パックを逐次セットして必要量を追加するタイプの2種類があるが、開発したのは後者。「厚さは最薄部で18.7mm、最厚部で22mm」(説明員)。搭載可能な燃料量は不明だが、「通常の使い方ならバッテリーは1週間は持つ」(説明員)。モジュール上部に燃料注入部があり、専用の補充パックから燃料を充てんできる。安全機構が備わっており、常識的な使い方であれば燃料が漏れることはないという。

 もう一つが、近接無線技術「TransferJet」機能の組み込み。TransferJetは、通信距離は最大3cm程度と短いが、転送速度が最大560Mbps(実効では最大375Mbps)と高速。デモでは、TG01とパソコンにそれぞれTransferJetの送受信モジュールを取り付け、両者をタッチさせることで瞬時に写真がTG01からパソコンへ転送される様子を紹介した。周波数は日本ではUWB向けとして使われる4.48GHz帯を使用する。TransferJetはソニーが開発したが、現在はソニーや東芝を含む18社が普及促進のための業界団体を設立している。