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 セキュリティ企業の米シマンテックは2009年2月17日、同社の観測データに基づいて、最近の迷惑メール動向を発表した。それによると、一度は減少した中国ドメイン(.cn)のリンク(URL)を含む迷惑メールが再び増加。迷惑メールに含まれるURLの3割程度が中国ドメインだという。

 シマンテックが2009年1月に実施した調査では、迷惑メールのおよそ90%に、商品の販売サイトや悪質サイトなどへ誘導するURLが記載されていた。そのトップ・レベル・ドメイン(TLD)を調べたところ、最も多かったのはgTLD(一般ドメイン)の「com」で57%を占めた。

 次いで多かったのは、中国のccTLD(国別ドメイン)である「cn」。2009年1月中(同年1月1日から1月27日まで)の観測データを平均すると、迷惑メールに記載されたURLの32.5%がcnドメインだった。

 しかしその後、cnドメインのURLを含む迷惑メールが減少。2009年1月末には7%程度になった。ところが、2009年2月12日になると再び増加(図)。2月17日時点では、29%程度になった。

 シマンテックによれば、cnドメインのURLは、さまざまな種類の迷惑メールに含まれているが、特に多く含まれてるのは、実在するメールマガジンなどに見せかけた迷惑メール。メールマガジンの文面などはそのままで、記載されているURLだけを、商品の販売サイトや悪質サイトのものに変更する。

 なお、同社が2009年1月末に発表した情報では、最近観測されるcnドメインのURLは、「バイアグラ」などの医薬品を販売するWebサイトへ誘導するものが多いという。