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 エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は2009年5月16日、薄型ノートPC「X-Slim X340」「同Super」を発売する。1366×768ドットの13型ワイド液晶ディスプレイを採用、上位モデルのX340 SuperはCPUにCore 2 Solo SU3500(1.4GHz)を搭載する。IntelがノートPC向けとして主力に据えているCore 2 Duoをシングルコア化したCPUで、ネットブックで採用例の多いAtomより格段に高い演算性能を持っている。

 メモリーは2GB、HDDも320GBと、普通のノートPC並み。これだけの仕様でありながら、厚みは最大でも19.8mmと非常に薄い。予想実勢価格はX340が8万4800円、同Superが9万9800円。この価格帯でここまで薄い製品はほとんどなかった。日経WinPC編集部は、量産品に近いサンプル品で使い勝手や性能を調べた。

 MSIはマザーボードやグラフィックスボードなどのPCパーツや、「WindBook」などのネットブックを手がけているメーカー。エムエスアイコンピュータージャパンはその日本法人だ。今までも日本市場向けの完成品PCを取り扱っていたが、販路は主にパーツショップだった。今後は家電量販店でも販売を開始、本格的に日本市場へ参入するとしている。X340はその第一弾となる、MSIが力を入れた製品だ。

 先にも少し触れた通り、X340 Superの最大の特徴はそのサイズとデザインにある。最も厚い部分でも約20mmと、とても薄いのだ。ネットブックにも薄い製品はあり、例えば売れ筋製品の一つである「Aspire one」(日本エイサー)の最新モデル「Aspire one D250」は厚さ25.4mmとなっている。ただ、X340はネットブックよりも縦横が大きいため、並べるとより薄く見える。

「X-Slim X340 Super」の外観。液晶ディスプレイは1366×768ドットの13型ワイドだ。
「X-Slim X340 Super」の外観。液晶ディスプレイは1366×768ドットの13型ワイドだ。
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付属のバッテリーは本体後部の底面に取り付ける。PC本体が薄いため、バッテリーも実測で8.5mmと薄い。容量は2150mAhだった。
付属のバッテリーは本体後部の底面に取り付ける。PC本体が薄いため、バッテリーも実測で8.5mmと薄い。容量は2150mAhだった。
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●X-Slim X340 Superの主な仕様
CPUCore 2 Solo SU3500(1.4GHz)
チップセットIntel GS45+ICH9M-SFF
メモリーDDR2-667 2GB
HDD320GB (2.5インチ、Serial ATA)
光学式ドライブ無し
ネットワークLAN(Gigabit Ethernet)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth V2.1+EDR
PCカメラ130万画素
カードリーダーSDメモリーカード、マルチメディアカード対応
OSWindows Vista Home Premium Service Pack 1
外形寸法幅330×奥行き224×高さ19.8mm
ディスプレイ13型ワイド(1366×768ドット)
主な端子HDMI、ミニD-Sub15ピン、USB×2、マイク入力、ヘッドホン出力
バッテリー駆動時間約3.5時間
重量1.3kg(バッテリー含む)
CPUはCore 2 Solo SU3500。製造プロセス45nmで消費電力が低い。

 X-Slim X340 SuperのCPUは、Core 2 Solo SU3500(1.4GHz)。このCPUを搭載したノートPCは、2009年4月時点でほとんど見かけない。Core 2 Solo SU3500は、Core 2シリーズと同じ「Coreマイクロアーキテクチャー」を採用したシングルコアCPUで、製造プロセスは最新の45nm。FSBは800MHzで、3MBの2次キャッシュを備える。Core 2シリーズと同様に省電力機能の「拡張版SpeedStep」や仮想化支援機能を搭載している。下位モデルのX340のCPUは、Celeron 723(1.2GHz)だ。低価格機向けのCPUで、2次キャッシュが1MBに減っているほか、拡張版SpeedStepや仮想化支援機能を省いてある。

情報表示ソフト「CPU-Z」の画面。「Specification」には「Core 2 Solo CPU U3500」とある。
情報表示ソフト「CPU-Z」の画面。「Specification」には「Core 2 Solo CPU U3500」とある。

 これらのCPUの特徴は、TDP(熱設計電力、実使用上の最大消費電力)が低いこと。Core 2 Solo SU3500は5.5W、Celeron 723は10Wとなっている。低電圧版ではないノート向けCore 2 Duoの多くは35W、ネットブックが採用するAtom N270は2.5Wだ。さすがに消費電力を減らすために専用設計にしたAtomには及ばないが、Core 2 Solo SU3500のTDPは相当低い。これらと組み合わせるチップセットは、DirectX 10対応のグラフィックス機能「GMA4500MHD」を内蔵した「Intel GS45」と、デスクトップPC向けとしては前世代の「ICH9」のノートPC向けバージョンである「ICH9M-SFF」だ。ネットブックで使われる「Intel 945G」シリーズ+「ICH7」よりは世代が新しい。

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