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 三洋電機は2009年6月30日、インテリア照明としての機能と、懐中電灯としての機能を兼ね備えた充電式のライト「エネループ ランプ」を発表した。発売予定は2009年9月11日で、実勢価格は約1万5000円となる。

 エネループ ランプは、普段は部屋を照らすインテリア照明として使う。本体は底面が丸みを帯びており、そこから細い筒が伸びた形状になっている。白色と青、緑色の高輝度LEDを内蔵。細い筒の先を押して本体底面のスイッチを押すと電源が入り、白色LEDが点灯する。この状態で本体を左右に回すと光量を強から弱に切り替えられる。

 スイッチをさらに押すと、今度は青、緑色のLEDが発光して水色の光を作る。「青い光はリラクゼーションを促すので、就寝時の利用に適している」(三洋電機)とのこと。もう一度スイッチを押すと、水色の光が点滅するモードになる。

 本体には加速度センサーを内蔵しており、底面を真下に向けた状態から水平方向に90度以上持ち上げると、底面のLEDが点灯して懐中電灯モードに切り替わる。地震の発生などで本体が落下、転倒した場合も、加速度センサーが反応して懐中電灯モードになる。本体は円軌道を描いて転がるように設計しており、災害時も見失うことが少ないという。また「プラスチック系の素材を使っているので、テーブルくらいの高さから落ちても耐えられる」とのこと。

 電源には同社の単3形ニッケル水素充電池「eneloop」を2本使用している。本体と充電スタンドは、どちらも金属接点を使わない「無接点充電方式」を採用した。本体を充電スタンドに置くだけで充電できる。インテリア照明として利用している時も、充電スタンドの上に置いて充電しながら使用できる。

 バッテリー駆動時間は白色LEDを強発光した場合が約3時間、弱発光で約45時間。青、緑色LEDの連続点灯で約12時間、点滅モードで約16時間。懐中電灯モードで約6時間。電池を使い切った場合の充電時間(消灯時)は約12時間となる。