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 NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は2009年7月15日、手のひらサイズのモバイル無線ルーター「Personal Wireless Router」を開発したと発表した。無線LAN、携帯電話網、有線LANなど、複数の通信手段から最適なものを選んでインターネットに接続する。2009年8月からフィールドトライアルを実施し、2009年中に発売する予定。価格、販路などは未定だ。

 Personal Wireless Routerは、携帯電話のSIMカードと無線LAN機能を内蔵。使用時は、無線LANの親機となり、パソコンやゲーム機などの子機とは無線LANで、インターネットとは無線LAN、携帯電話網、有線LANを介して接続する。

 インターネット側の通信インタフェースは、Personal Wireless Routerが通信環境に合わせて自動で選択する。例えば、家庭や会社にいるときは家庭内またはオフィス内の無線LANを介して、公衆無線LANエリアではエリア内の無線LANを介して、無線LANエリア外では携帯電話網を介してインターネットに接続する形だ。各無線LANの設定や公衆無線LANサービスのIDやパスワードなどは事前に登録しておける。このため、パソコンとPersonal Wireless Routerを無線LANで接続する設定さえしておけば、通信環境が変わってもいちいちインターネットの接続設定をし直す必要がない。有線LANの端子も備えており、モデムなどとLANケーブルで接続してアクセスポイントとしても使用できる。

 現時点では価格や販路は未定。NTTBPによると、自社で発売するよりも、他の通信事業者やメーカーが販売する可能性が高いという。価格や販売経路などの詳細は、それら企業との交渉を経て決まる見通しだ。

 製品化する際、携帯電話網の規格は、日本で使われているHSDPAだけでなく、海外で使われているGPRSEDGEにも対応する予定。海外での利用が可能で、国外での販売も視野に入れているという。

 バッテリー駆動が可能で、駆動時間は、連続通信が6時間、連続待ち受けが20時間。本体サイズは幅60×高さ95×奥行き17.4mm、重さは約120g。無線LANはインターネット側がIEEE 802.11a/b/g、LAN側がIEEE 802.11b/gに準拠する。

 なお、8月下旬から10月31日までフィールドトライアルを実施する。500人程度のモニターにPersonal Wireless Routerと携帯電話のデータ通信カード、公衆無線LANサービスのIDなどを貸与して、アンケートなどに答えてもらう。希望者は7月15日から8月21日まで、同社Webサイトで応募できる。