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 デルは2009年7月30日、「INNOVATION SHOWCASE 2009」と称したプライベートショーを開催した。システム管理者やビジネスユーザーを対象に、システムの構築・運用に関するセミナーを催したほか、同社が提供するサーバー製品などを展示した。

 基調講演で、デルのジム・メリット社長は「企業の多くは売上の約6%ほどをIT予算に当てているが、そのうちの1%を節減できるだけでも、かなりの価値がある」と主張。効率化を進め、ITコストを低減することの重要性を訴えた。同氏は、「ITはどんどん複雑になってきている。企業のIT予算の8割は保守費用などが占めている」とし、保守費用を低減し、そのコストを新しい技術や製品の導入に当てるべきだとした。

 これを実現する具体的な方策として、ジム・メリット社長は仮想化を挙げた。「例えば、ツムラは業務やタスクごとにサーバーを追加し、120台ものサーバーのメンテナンスコストを支払っていた。仮想化技術を活用したことで、サーバーを統合。120台あったサーバーを12台に削減した」。デルの役目は効率化を達成するための手助けだ、として講演を締めくくった。