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 セキュリティ企業の米マカフィーは2009年8月28日、いわゆる「偽ソフト」の新版が出回っているとして注意を呼びかけた。本物のセキュリティ対策ソフトの新版発表時期に合わせて、「PC Antispyware 2010」といった2010年版が配布されているという(図)。

 ここでの「偽ソフト」とは、大した機能を持たないにもかかわらず、セキュリティ対策などの機能を備えているとかたられて配布されるソフトのこと。インストールすると、パソコンに問題がないにもかかわらず、「ウイルスが見つかった」などと偽の警告を表示。問題を解消したければ、有料版を購入する必要があるとして販売サイトにユーザーを誘導し、クレジットカード番号などを入力させようとする。

 ユーザーをだまして、あるいは脅かして購入させようとするために、「詐欺的なソフトウエア」や「セキュリティ対策ソフトの押し売り」などとも呼ばれる。マカフィーでは、「FakeAlert Trojan(偽の警告を出すトロイの木馬)」や「Scareware(スケアウエア:脅すソフト)」などと呼んでいる。

 ネットには、さまざまな種類の偽ソフトが出回っているが、いずれも基本的な手口は同じ。名称や見た目が異なっていても、挙動はほとんど変わらない。中身はそのままで、名称や見た目だけ“バージョンアップ”することもある。マカフィーによれば、最近ネットには、「PC Antispyware 2010」のように「○○○ 2010」とした2010年版の偽ソフトが複数確認されているという。

 セキュリティ対策ソフトメーカーの多くは、例年9月初めに新版を発表している。今年も、各社が2010年版を発表することが予想されるので、偽ソフトの作者は、これに合わせて2010年版を配布しているという。

 マカフィーでは、ネット経由で新たに対策ソフトを購入する場合や、試用版をテストする場合には、以下を実施するよう勧めている。

  • Webページの危険度を検証できるセキュリティ対策ソフトで、そのソフトのダウンロードページをチェックする
  • 検索サイトにおいて、ダウンロードしようとしているソフト名(製品名)で検索し、そのソフトの評判などをチェックする
  • 比較記事をチェックする。ただし鵜呑みにはしない
  • それでも心配なら、店舗でパッケージ製品を購入する