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 グーグルは2009年11月19日、検索サービスに関する説明会を開催。同日から、「さがそう」と題したキャンペーンを国内で展開し、多くのユーザーに検索サービスを訴求することを発表した。また最近の検索サービスのアップデートについて説明。未公開の「リッチスニペット」など、複数の機能を紹介した。

 キャンペーンでは、Google検索をアピールする動画を用意。「YouTube」やテレビCMなどで放映する。コンセプトは「すべての検索には物語がある」。ひとりの人が入力する検索キーワードを並べてみると、背後にあるその人の物語が見えてくるというもの。例えば「下北沢 女性向け 賃貸マンション」→「通勤ラッシュ 混雑率」→「通勤ランを始めたい」というキーワードからは、ひとり暮らしを考える女性が、電車通勤でなくランニングを始めようと考えている、という状況が見えてくる。こうした物語を映像化した。

 同様の動画をユーザーが作れる仕掛けも設ける。12月に「検索ストーリーメーカー」というオンラインツールをYouTube上で公開予定。5つのキーワードを入力し、BGMを選択するだけで、キーワードと検索結果をつなぎ合わせた動画が生成される。動画をそのままYouTubeに投稿することも可能で、集まった動画を対象にコンテストを実施。グランプリ作品を表彰し、YouTubeのトップ画面で公開する。このほか、作った動画を年賀状として友人に送れる機能も用意する予定だ。

 執行役員 マーケティング本部長の岩村水樹氏は、検索ストーリーメーカー公開の理由を「ユーザーは我々が想定しなかった検索の使い方をしており、ユーザーから教えられることが多い」と説明する。例えば若い女性は、画像検索を買い物のために利用しているという。検索によってどのような商品が市場に出ているかを調べた上で買い物をするという使い方だ。「ユーザーが検索をよりよく使い、それをユーザー間でシェアしてもらうことは意義のあることではないか」(岩村氏)。

 キャンペーンサイトには、グーグルが用意するさまざまな検索機能を使いこなすための解説ページも設ける。「グーグルはさまざまな機能を追加してきたが、それをまとまった形で伝えることがなかった」(岩村氏)ためという。

 説明会では、そうした各種機能の解説も行われた。未公開の新機能として紹介したのが、日本の開発チームの手による「リッチスニペット」。検索結果に店舗などが含まれる際、レビューサイトの評判やレビュー件数などを同時に表示するというものだ。早ければ20日にも公開する予定だ。

 公開済み機能のうち日本独自のものとして、「地震」というキーワードに対して地震速報を表示する機能なども取り上げた。地震発生後の1時間に入力されるキーワードを調べると、「20%かそれ以上を“地震”というキーワードが占める。ユーザーが求める情報をすぐに見られるようにするために速報を検索できるようにした」(プロダクトマネージャーの倉岡寛氏)。

 最近力を入れている分野としては、リアルタイムな情報検索を挙げた。例えば「急上昇ワード」という機能では、ユーザーが入力したキーワードが今どの程度話題になっているかをグラフで見られる。このように最新の情報を検索することは「技術的にはかなり大変。単に新しい情報というだけではゴミのようなデータも多く、ユーザーにとって有用な情報を表示できない」(倉岡氏)。こうした課題を克服し、近々「Twitter」のつぶやき検索なども可能にするという。