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 AMDは2010年2月4日、低価格機向けグラフィックスチップ「ATI Radeon HD 5450」を発表した。2009年秋に発表した「ATI Radeon HD 5000」シリーズの設計を踏襲した製品で、DirectX 11に対応する点が大きな特徴だ。同日ボードメーカー各社はATI Radeon HD 5450搭載製品を一斉に発売した。実勢価格は5000~8000円。

「ATI Radeon HD 5450」を搭載したレファレンスボード。ヒートシンクが大型で2スロット分を占有する。
「ATI Radeon HD 5450」を搭載したレファレンスボード。ヒートシンクが大型で2スロット分を占有する。
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 ATI Radeon HD 5450の製造プロセスは40nmでトランジスター数は2億9200万。80個のシェーダーを備えており、コアの動作周波数は650MHz。対応メモリーはDDR3またはDDR2で最大1GBを搭載できる。動作周波数は800MHz、転送レートだと1.6GHz相当になる。

ATI Radeon HD 5450の主な仕様。動作周波数はコアが650MHz、メモリーが1.6GHz相当となる(図中の1.8Gbpsは誤記とみられる)。
ATI Radeon HD 5450の主な仕様。動作周波数はコアが650MHz、メモリーが1.6GHz相当となる(図中の1.8Gbpsは誤記とみられる)。
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 消費電力はアイドル時が6.5W、最大19.1Wとなっており、ヒートシンクのみでの冷却も可能。グラフィックスの描画機構を汎用演算に使う「ATI Stream」や、最大3画面へ同時に出力できる「ATI Eyefinity」に対応する。米国市場での予想実勢価格は49~59ドル。

ATI Radeon HD 5450の内部構造。単体チップで最上位のATI Radeon HD 5870が1600個ものシェーダーを備えるのに対し、ATI Radeon HD 5450では80個。
ATI Radeon HD 5450の内部構造。単体チップで最上位のATI Radeon HD 5870が1600個ものシェーダーを備えるのに対し、ATI Radeon HD 5450では80個。
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 AMDは競合製品として、NVIDIAの低価格機向けグラフィックスチップ「GeForce 210」を挙げている。ATI Radeon HD 5450は、さまざまなゲームでGeForce 210よりも平均して25%ほど性能が高いという。

AMDは、ATI Radeon HD 5450の競合製品としてGeForce 210を挙げる。各種のゲームで平均25%高い性能を示すという。
AMDは、ATI Radeon HD 5450の競合製品としてGeForce 210を挙げる。各種のゲームで平均25%高い性能を示すという。
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Sapphire TechnologyのATI Radeon HD 5450搭載ボード「SAPPHIRE HD5450 512M DDR3 PCI-E VGA/DVI-I/DP」。クーラーは小型で1スロットに収まる。実勢価格は6300円。
Sapphire TechnologyのATI Radeon HD 5450搭載ボード「SAPPHIRE HD5450 512M DDR3 PCI-E VGA/DVI-I/DP」。クーラーは小型で1スロットに収まる。実勢価格は6300円。
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●ATI Radeon HD 5450と前世代品や上位モデルの主な仕様
※ROPsの詳細な構成は公開していない。
チップ名称56704670545045504350
製造プロセス40nm55nm40nm55nm55nm
トランジスター数6億2700万5億1400万2億9200万2億4200万2億4200万
コア動作周波数775MHz750MHz650MHz600MHz600MHz
シェーダー数400個320個80個80個80個
テクスチャーユニット数20個32個8個8個8個
ROP数(Color+Z/Stencil)8個+32個8個+32個4個※4個+16個4個+16個
メモリー 種類GDDR5GDDR3/DDR3DDR3/DDR2GDDR3/DDR3/DDR2DDR2
メモリー 容量512M/1GB512M/1GB最大1GB256M/512M256MB
メモリー 動作周波数4.0GHz2GHz/1.8GHz最大1.6GHz1.6GHz1GHz
メモリー バス幅128ビット128ビット64ビット64ビット64ビット
ボードの消費電力(アイドル時/負荷時)14W/61W最大59W6.4W/19.1W最大20W最大20W