ノートパソコンの好調な売り上げを支えとして、2009年には世界第2位のパソコンベンダーへと成長したAcer。同社は、独ハノーバー市のハノーバー・メッセで開催された欧州最大のIT見本市「CeBIT 2010」で記者発表会を開催、2009年の実績と今後の展望について明らかにした。発表会場や同社ブースには、これから発売する製品を数多く展示、「2012年には世界シェア1位」という目標に向けて、動き始めている。
発表会では、ワルター・デッペラー上級副社長が、2009年の世界市場の動向と同社販売実績を説明。世界市場でPCの総出荷台数は約3億台で、そのうちノートPCが55%を占めたこと、地域別では日本を除くアジア太平洋地域が20.3%伸びたのに対し、日本や中東とアフリカを含めたヨーロッパ地域(EMEA:Europe、Middle East、Africa)はマイナス成長に終わったと語った。