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 Cooler Masterは、ドイツ・ハノーバー市で2010年3月2日~6日まで開催されたIT見本市「CeBIT 2010」において、「80 PLUS Gold」を取得したPC用電源「Silent Pro Goldシリーズ」を発表した。80 PLUS Goldは、87%以上の電力変換効率を実現した電源に与えられる認証。

80 PLUS GOLD認証の「Silent Pro Goldシリーズ」。600~1200Wまで、数モデルを展開する予定。
80 PLUS GOLD認証の「Silent Pro Goldシリーズ」。600~1200Wまで、数モデルを展開する予定。
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Silent Pro Gold 600Wの出力スペック。
Silent Pro Gold 600Wの出力スペック。
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 Silent Pro Goldシリーズは、電源変換の中核となるトランスフォーマーとヒートシンクを一体化した「Hybrid Transformer」デザインを採用し、放熱性と電源変換効率の向上を両立させた。さらに、電源内部の空気の流れを効率的にするため、交流側と直流側の回路をL字型に配置して、ファンから取り入れられる空気をまんべんなく行き渡るようにした。同社によると、交流と直流の回路は並行にレイアウトするのが一般的だという。電源ユニットの開発を担当するジョイ・チェン氏は「電源内部のICやコンポーネントの配置を最短距離で結ぶことでノイズに強く、電力の減衰を最低限に抑える“Hyper-Path”の実現も電力変換効率向上の決め手になった」と付け加える。

独自設計の80 PLUS GOLD認証電源の特徴を説明するCooler Masterのジョイ・チェン氏。
独自設計の80 PLUS GOLD認証電源の特徴を説明するCooler Masterのジョイ・チェン氏。
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Silent Pro Goldシリーズのハードウエア構成。Hybrid TransformerやL型のヒートシンクレイアウトなど、これまでの電源にない特徴を持つ。
Silent Pro Goldシリーズのハードウエア構成。Hybrid TransformerやL型のヒートシンクレイアウトなど、これまでの電源にない特徴を持つ。
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