オートデスクは3月10日、プロ向け3次元CG制作ソフトウエアの最新版を一斉に発表した。「Autodesk Maya 2011」「Autodesk Softimage 2011」「Autodesk Mudbox 2011」「Autodesk MotionBuilder 2011」の4製品で、すべて4月7日に発売する。
「Autodesk Maya 2011」は、モデリングやアニメーション、レンダリングソリューションなどの制作に対応する統合3次元CG制作ソフト。ノキアのアプリケーション開発フレームワーク「Qt」をベースに改良したユーザーインタフェースにより、従来より容易にカスタマイズできるようになった。グラフィックスパイプラインを新設計し、複雑なシーンでも高いパフォーマンスを維持できるよう、ビューポート内における表示の品質を向上。また、マルチカメラ編集機能を備える新型のカメラシーケンサーや、新開発のデュアルクォータニオン、インタラクティブなボリュームバインディング機能など、多くの新機能を搭載。64ビットのMac OS X Snow Leopardにも、新たに対応している。
その他、新しいレンダリングテクノロジーやアニメーションツールを搭載した3次元アニメーションソフトウエア「Autodesk Softimage 2011」と、デジタルスカルプト/3次元ペイントソフトウエアの最新版「Autodesk Mudbox 2011」、「Autodesk Maya」との相互運用性を大幅に向上したリアルタイムキャラクターアニメーションソフトウエア「Autodesk MotionBuilder 2011」の合計4製品をラインアップする。「Autodesk Maya 2011」「Autodesk Mudbox 2011」はWindows/Mac両OSに対応。「Autodesk Softimage 2011」「Autodesk MotionBuilder 2011」はWindowsのみサポートする。
価格は「Autodesk Maya 2011」が53万5500円、「Autodesk Softimage 2011」が57万7500円、「Autodesk Mudbox 2011」が11万5500円、「Autodesk MotionBuilder 2011」が61万4250円。
また、同社はゲームの開発者向けのミドルウエア「Autodesk HumanIK 4.5」 と「Autodesk Kynapse 7 」も発表した。4月の発売を予定しており、価格は未定。