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 インテルは2010年3月17日、Core iシリーズの最上位となるデスクトップパソコン向けCPU「Core i7-980X Extreme Edition」(開発コード名はGulftown)を発表した。6つのCPUコアを搭載するのが最大の特徴で、1つのコアを論理的に2つあるように見せかける「ハイパー・スレッディング・テクノロジー」と組み合わせることで、最大12スレッドの処理を同時に実行できる。

 新CPUは32nmという微細なプロセスで製造され、約11億7000万個のトランジスターを集積する。動作周波数は3.33GHzで、発熱や電流に余裕がある際、一時的にCPUの動作周波数を高める「ターボ・ブースト・テクノロジー」に対応。最大3.6GHz(1コア動作時)まで自動的に動作周波数を引き上げる機能を備える。共有3次キャッシュは12MB。TDPは130W。DDR3メモリーをトリプルチャンネルで接続可能なメモリーコントローラー機能を内蔵する。下位CPUであるCore i5の一部やCore i3が備えるようなグラフィックス機能は内蔵していない。価格は9万760円(1000個受注時の単価)。

 発表会の席上では、新旧CPUの処理性能を比較するデモを実施。フルHDの動画データ5本を組み合わせて編集し、それをプレビューする処理では、4コア搭載のCore i7-975搭載マシンに比べ、新型CPU搭載マシンの方が約30%処理速度が向上することを見せた。

 同社社長の吉田和正氏は、自ら東京・秋葉原まで出向き、パーツを購入して組み立てた自作パソコンを披露。「音楽を聴くのは好きだったが、これからパソコンで作曲してみたい」と、DTM(デスクトップ・ミュージック)にチャレンジする旨を表明した。

 併設したショーケース会場では、エプソンダイレクトやデル、日本ヒューレット・パッカード、マウスコンピューターなどが、Core i7-980X Extreme Edition搭載の新型パソコンを展示した。