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 スペインのセキュリティ企業パンダセキュリティは2010年5月14日、同社の公式ブログにおいて、商用ソフトの違法コピーに見せかけてウイルス(悪質なプログラム)をダウンロードさせようとするサイトが多数確認されているとして注意を呼びかけた。

 違法コピーされた商用ソフトはWAREZ(ワレズ)やCrack(クラック)などと呼ばれ、Webやファイル共有ソフトなどで配布されている。そういったソフトは違法なだけではなく、ウイルスが意図的に仕込まれていることが少なくない。ウイルスそのものであることも多い。

 その一例として、パンダセキュリティでは15件の悪質サイトを紹介。それらの悪質サイトでは、商用ソフトに見せかけてウイルスを配布している。サイトは名称やデザインは異なるものの、同一人物/組織で運用されている可能性が高い。どのソフトをダウンロードしようとしても、同じウイルスがダウンロードされるためだ。

 編集部で調べたところ、ウイルスの名称は「crack.(5けたのランダムな数字).exe」、ファイルサイズは100Kバイト。複数のセキュリティ対策ソフトでウイルスチェックできるサイト「VirusTotal」で調べたところ、41種類中13種類のソフトがウイルスだと判定した(2010年5月17日現在)。

 なお、パンダセキュリティの情報(2010年5月14日公開)では、ダウンロードされるウイルスの名称は「video-plugin.(ランダムな数字).exe」とされている。このため、ダウンロードされるウイルスは、頻繁に変更されていると考えられる。

 同社では、「無料で商用ソフトを手に入れようとすると、結局は高く付くことになる。ウイルスに感染して個人情報を盗まれたり、ほかのウイルスをダウンロードされたりするからだ」と結んでいる。