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 富士通は2010年6月9日、個人向けパソコン「FMVシリーズ」の2010年夏モデルを発表した。今回から、個人向けデスクトップは「ESPRIMO(エスプリモ)」、個人向けノートは「LIFEBOOK」と名称を変更。3D映像の再生、撮影機能を搭載した液晶一体型「ESPRIMO FH550/3AM」など8シリーズ21機種を投入する。6月17日から順次発売する。なお、製品名称変更に合わせ、CMキャラクターも木村拓哉さんから唐沢寿明さん、柴咲コウさんに交代した。

 名称を変更したのは、世界市場でのブランドを統一するため。従来、日本国内ではデスクトップを「FMV-DESKPOWER」、ノートを「FMV-BIBLO」としてきたが、欧米やアジア地域ではそれぞれESPRIMO、LIFEBOOKとしていた。今後は名称やロゴ、製品の基本コンセプトなどは世界で統一し、その上に地域のニーズに合った仕様を付加することで国際展開を図る。

 夏モデルのうち、目玉になるのは20型液晶ディスプレイを搭載した液晶一体型「ESPRIMO FH550/3AM」だ。円偏光方式の3D映像表示に対応しており、付属の専用眼鏡を装着することで3D映像を視聴できる。プリインストールされているゴルフレッスンビデオや風景映像、熱帯魚鑑賞ソフトを楽しむほか、市販のDVDやゲームの2D映像をリアルタイムで3D映像に変換したり、本体内蔵のカメラでオリジナルの音声付き3D動画/静止画を撮影したりする機能も備える。

 一方、フルハイビジョン対応の23型液晶を搭載したディスプレイ一体型「同FH900/5AD」はデジタル放送の録画機能に注力したモデル。独自開発のLSIを採用し、フルハイビジョン画質の映像を従来の10倍の時間録画できるようにしている。

 このほか、Webカメラにかざした手の動きで映像や音楽の再生、音量調節などができる「ジェスチャーコントロール機能」を備えた製品などもそろえた。

CMキャラクターも一新

 富士通は、ブランド名の変更に合わせてCMキャラクターも一新した。同社の個人向けパソコンの“顔”を10年務めた木村拓哉さんから唐沢寿明さん、柴咲コウさんにバトンタッチする。

 発表会に出席した柴咲さんは、「普段はノートを持ち歩いています。音楽を作ったり、自作の歌詞を清書したり。ブログも更新しています」とパソコンの使い道を紹介。自らが出演し、店頭でサンプルとして公開される映像については、「3D用のカメラで撮影するのは初めてだったので面白かった。店頭で是非見てほしいです」とアピールした。また、当日、海外での撮影中で欠席だった唐沢寿明さんはビデオレターで登場。FMVシリーズの新しいキャッチコピーである、「デキルが、ココに。」にちなみ、「新FMVにふさわしいデキル男っぷりを存分に発揮していきたい」と気合いを語った。