バッファローは2010年6月9日、テレビやハードディスクレコーダーなどのデジタル家電向け無線LANコンバーター2モデルを発表した。発売日は8月上旬。
「WLAE-AG300N/V2」は親機と子機がセットになったモデル。工場出荷時に設定済みで、2台の電源を入れるだけで自動的に接続する。本体には専用の電源プラグを収納。本体に取り付ければ、電源ケーブルを使わずにそのままコンセントに差し込める。
単体モデルの「同/V」も用意。ワイヤレス接続する機器を追加できるほか、親機と子機の間に設置して電波の中継器として利用することも可能だ。2モデルとも、IEEE 802.11a/b/g/nに対応する。価格は同V2が1万5330円、同Vが8295円。
同社は今回の製品を投入する背景として、「最近出荷された家庭用テレビの9割以上はLAN端子を搭載するが、設定の難しさや配線の煩わしさが災いして、実際の接続率は5%から15%にすぎない。」と、デジタル家電のネットワーク化が一向に進まないことにあると説明。その上で「ネットに接続さえすれば、録画番組の家庭内配信など便利になるのは間違いない。アクトビラのようなデジタル家電向けのネットサービスも利用できる。需要はある」とした。