マカフィーは2010年6月10日、仮想環境向けのセキュリティプラットフォーム「McAfee Management for Optimized Virtual Environments(MOVE)」を発表した。仮想化環境のセキュリティ管理を最適化し、コスト削減を可能にする。2010年10~12月に同プラットフォームを採用したエンタープライズ製品を投入する予定だ。
MOVEは、異なるベンダーのハイパーバイザー(仮想マシンの制御ソフト)の管理方式を共通化するプラットフォームである。主要ハイパーバイザーに対応する計画だ。従来は、仮想マシンごとに対策ソフトを導入するかハイパーバイザーが提供するAPIを利用して行っていたセキュリティ対策を簡素化できるという。
当初はエージェントを使用して各仮想マシンを管理し、将来的には各ハイパーバイザーのベンダーが提供するAPIを利用してエージェントレスでの動作を目指す。対応仮想環境はVMwareおよびCitrixで、Hyper-Vなど他のハイパーバイザーにも順次対応してゆく予定。