PR

 日立情報システムズは2010年8月30日、中小規模企業向けクラウドサービス「Dougubako(どうぐばこ)」の提供を開始した。マイクロソフトのOfficeなどの業務用アプリケーションをネットワーク経由で、月額課金で利用できる。ユーザーが希望するアプリケーションにも対応する。

 業務用アプリケーションを同社のデータセンター上で運用管理し、ユーザーは企業内のパソコンからアクセスする。作成したデータはデータセンター上の「データ金庫」に保存。データの自動バックアップ、セキュリティ対策などを提供する。複数アプリケーションの間のデータ連携も可能。

 開始当初に利用可能なアプリケーションはオフィスソフトの「Office 2007」、データベースの「SQL Server 2005/2008」、財務会計の「弥生会計10」、給排水申請用のCADシステム「ANDES水道Master」など約20種類で、随時追加してゆく。ユーザーが希望するアプリケーションにも対応するが、開発元・発売元との契約まで時間がかかる場合があるという。

 モデル価格は、経理・事務などの用途で「Office 2007 Standard Edition」、弥生会計10、「弥生給与10」とデータ連携機能、データ金庫機能を利用する場合で月額2万1000円から。管工事・建設業における工事原価計算業務において、Office 2007 Standard Edition、「レッツ原価管理 Go フルシステム」とデータ連携、データ金庫の場合で同1万9950円から。いずれも、初期費用として2万1000円が必要。

 ユーザー企業向けに専用のサポートデスクを置く。また、すべての機能を15日間無料で使えるトライアルを用意した。