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 情報通信研究機構(NICT)は、iPhoneを利用した多言語音声翻訳システムの実証実験を2010年10月1日から成田国際空港内で実施する。ターミナルビル内の店舗などで、iPhoneを介して日本語と英語・中国語の相互翻訳サービスを提供し、業務への適用可能性を検証する。

 NICTが開発した音声翻訳ソフトをインストールしたiPhone100台を用意し、ターミナル内店舗などの空港スタッフに配布して、実際の業務に使ってもらう。ネットワーク型のシステムで、音声をサーバーに送って、高速、高精度に処理した後、iPhoneに結果を出力する。

 NICTは性能評価のため、iPhone用アプリ「VoiceTra」を8月にApp Storeから公開している。日本語、英語、中国語(北京語)などの音声入力に対応して、21言語への翻訳ができる。

 実証実験で使うシステムは、VoiceTraをベースにした専用アプリで、空港業務に関連する固有名詞などを辞書に追加して翻訳精度を改善した。成田空港CS(Customer Satisfaction)協議会、テナント協議会などから利用者の参加を募る。