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 インターネットリサーチのORIMOが2010年9月17日発表した「PC及びケータイでの買い物に関する調査」によると、ケータイから買い物をする「モバイルコマース」の利用者は3人に1人に上り、年齢層では特に20代の割合が多かった。

 自社モニターを対象にしたモバイル調査で、20代から50代の男女1000人の回答を集計した。それによると、ケータイで買い物をする人は「よく買い物する」(11.8%)と「品物によってする」(21.7%)を合わせて33.5%だった。PCでは84.6%に上って先行しているが、モバイルも普及が進んでいる。

 ケータイで「よく買い物する」人を属性別にみると、男女別では女性が14.6%で男性(9.0%)を上回る。年齢層別では、「20代」が14.2%で最も多く、「30代」(13.2%)、「40代」(9.8%)、「50代」(4.8%)と年齢層が上がるにつれて減少する。

 一方、PCで「よく買い物する」人は、男性が45.6%で女性(37.6%)を上回った。年齢層別では、「40代」(50.0%)と「30代」(46.8%)が多く、「20代」(32.3%)は「50代」(38.4%)にも及ばない。PCの「男性・中年」に対し、ケータイの「女性・若者」の傾向がうかがわれる。

 「購入したもの」の上位3位は、PC・ケータイとも「本、雑誌」「ファッション関連」「音楽、CD、DVD」の順で傾向は同じ。また、PCやケータイを利用することで「店頭で買わなくなったもの」は、「音楽、CD、DVD」(29.3%)、「本、雑誌」(22.5%)、「家電」(11.2%)の順。デジタルコンテンツ化が進む商品をネットで買う傾向がある。

 また、「ネットを利用した将来の買い物利用意向」では、PCで84.3%、ケータイで38.9%が「利用していきたい」と答えた。