2010年9月15日(米国時間)にWebブラウザー「Internet Explorer 9」(IE9)のベータ版が公開された。IE9ではWebページの表示が速くなったり、HTML5へ対応したりなどの特徴が挙げられる中、もっとも変化したのがユーザーインタフェースである。とまどわないよう、写真を使いポイントを整理しながら、主な変更点を紹介しよう。
本記事でのユーザーインタフェースは初期設定の状態のものをベースに紹介した。またIE9をインストールするとそれまでのIEと置き換わってしまう。古いバージョンと共存できないので気を付けよう。
目立つシンプルさ 主役はWebページ
起動してまず驚くのはそのシンプルさである。画面上部に必要最低限のアイコンのみが横一列に並ぶ。メニューバーやお気に入りバーはおろか、タイトルバーすら非表示だ。
画面上部は左から「戻る・進む」ボタン、アドレスバーと検索ボックスが一体化した「ワンボックス」、「互換表示(従来のブラウザー向けのWebページ表示を調整する)」「更新」「中止」のアイコンが並ぶ。さらに「タブ(任意)」、「ホーム」「お気に入り」「ツール」と続く。