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 インテルは2010年9月30日、パソコン市場への取り組みを解説する定例記者説明会を開催。同社のCPU「Core i」シリーズの普及状況や、先日米国で開催された開発者向け技術フォーラム「Intel Developer Forum (IDF)2010 San Francisco」の概要を紹介した。

 同社によると、2010年9月現在、日本で販売されているノートパソコンの48%が、CPUに「Core i 5」を搭載している。さらに、「Core i3」を含めた「Core i」シリーズ全体では、約8割のシェアを占めるという。今年に入り、一気に普及した形だ。Core i5搭載パソコンは、今後さらに販売数量が伸びる見込みで、インテルの吉田和正社長は「パソコンの“標準CPU”として完全に受け入れられた」と語る。

 インテルは現在、パソコン市場の活性化を目指し、イベントの協賛や啓蒙活動などさまざまな取り込みをしている。その一つが、女性ユーザーの掘り起こしだ。9月には、女性向けファッション誌に編集協力。人気ブランド「MURUA」プロデューサーの荻原桃子さんにパソコンの利用シーンを誌上で語ってもらい、若い女性に浸透を図ったという。こうした活動を通して「パソコンの新しいユーザーを作り上げていきたい」(吉田社長)。

 説明会の後半では、インテル技術本部の土岐英秋副本部長が登壇。IDF 2010で発表された情報を基に、2011年初めに登場予定の次期CPUのマイクロアーキテクチャー「Sandy Bridge」(開発コード名、サンディブリッジ)について説明した。

 Sandy Bridgeの最大の特徴は、1つのダイ(シリコーン)上にCPU、グラフィックス、メモリーコントローラー、PCI Expressを統合したこと。現行のCPU、Core i7/Core i5/Core i3シリーズ(開発コード名、Westmere)でもグラフィックスはCPUと統合されていたが、実は別々のダイをワンパッケージにまとめただけだった。CPUのコアは製造プロセス32nmだが、グラフィックスのユニットは45nmなのだ。一方、Sandy BridgeではグフィックスもCPUのコアと同一ダイ上に実装され、グラフィックスのユニットも製造プロセス32nmになった。

 その結果、内部構造が大きく変わり、「エネルギー効率を上げながら、驚異的なパフォーマンスを発揮することができる」(土岐副本部長)という。