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 「CEATEC JAPAN 2010」では、家電メーカーがこぞって3次元(3D)映像関連の技術や製品を展示している。今回のCEATECの主役は3D、と言ってもいいだろう。ここでは、シャープ、日立製作所、三菱電機の各ブースで展開されている3D関連の家電製品、技術について紹介する。

 まずシャープ。同社は4原色液晶パネル「クアトロン」を採用した3D映像表示対応の液晶テレビを前面に押し出している。現行モデルは3D映像の視聴に専用の眼鏡を装着する必要があるが、ブースでは眼鏡の必要ない「裸眼3D」に対応したディスプレイも参考展示していた。画面サイズはノートパソコン向け用途を想定した10.6型と、携帯電話やスマートフォン用途を想定した3.8型の2種類。裸眼3D対応ディスプレイでは、今年12月に製品の発売を控えた東芝が先行しているが、シャープも「さらなる大型化も含め、近い将来の製品化に向けて開発中」という。

 ディスプレイ以外の3D対応製品としては、厚さ35mmという薄型のブルーレイレコーダーを参考展示。内蔵するドライブを薄型にすることで、35mmという薄さを実現した。薄さを生かし、縦置きも可能だ。Blu-ray Discの拡張仕様で、1枚で100GB以上という大容量化を実現する「BDXL」にも対応している。

 3D撮影が可能なスマートフォンも参考展示。背面に2つのカメラユニットを搭載することで3D撮影を可能にした。実際に女性のモデルを撮影し、その場で3D映像として視聴するデモンストレーションも実施している。ただし、「こちらはあくまでもコンセプトモデルなので、製品化を含め白紙の状態」(シャープ)という。

 2010年度中、つまり2011年3月までに3Dテレビ発売を公言している日立製作所のブースでは、40型の3D表示対応液晶テレビを参考展示。視聴に専用の3D眼鏡が必要なタイプだ。「実際の製品に液晶とプラズマのどちらのディスプレイを採用するかは未定」(日立製作所)としている。

 同社のブースではこのほか、WXGA液晶プロジェクター「CP-WX11000J」を2台使った3D投影のデモンストレーションを実施。それぞれのプロジェクターのレンズに偏光パネルを設置し、専用の眼鏡を装着して鑑賞するものだ。3D投影用のパーツ類に関しては、「展示の反響などを踏まえ、商品化を検討する段階」(日立製作所)とのこと。

 三菱電機のブースでは、BD/HDDレコーダ一体型の3D対応液晶テレビ「REAL MDR1シリーズ」、レーザー光源を用いた75型DLPリアプロジェクションテレビ「LASERVUE(レーザービュー)75-LT1」の3Dデモを大々的に展開。いずれも視聴に専用の3D眼鏡が必要なタイプだ。レーザービューでは、映画館でも採用されているDLP方式により、色の重なりや動画ボケのない鮮やかな映像を実現したという。

 3D関連製品としては、フルHD 3D対応のプロジェクターによる3D映像デモや、3D映像の再生に対応したBDレコーダー「REALブルーレイ」の新モデルの紹介も行っている。

シャープのブースでは、4原色液晶パネル「クアトロン」を採用したテレビ群が注目を集めていた
シャープのブースでは、4原色液晶パネル「クアトロン」を採用したテレビ群が注目を集めていた
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「裸眼3D」に対応したディスプレイを参考展示。早期の製品化を目指すという
「裸眼3D」に対応したディスプレイを参考展示。早期の製品化を目指すという
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3D映像の撮影に対応したスマートフォンのコンセプトモデル。実際に撮影も可能で、撮った映像の視聴もできる状態のモデルだ
3D映像の撮影に対応したスマートフォンのコンセプトモデル。実際に撮影も可能で、撮った映像の視聴もできる状態のモデルだ
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3D対応スマートフォンで女性モデルを撮影しているところ
3D対応スマートフォンで女性モデルを撮影しているところ
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35mmという極薄のきょう体を実現したBDレコーダーの試作機。大容量化を実現する「BDXL」に対応する
35mmという極薄のきょう体を実現したBDレコーダーの試作機。大容量化を実現する「BDXL」に対応する
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日立製作所が試作した3D表示対応の液晶テレビ。2010年度中に実際の製品が市場にお目見えする予定だ
日立製作所が試作した3D表示対応の液晶テレビ。2010年度中に実際の製品が市場にお目見えする予定だ
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WXGA液晶プロジェクター「CP-WX11000J」を2台用いて3D映像の表示を実現
WXGA液晶プロジェクター「CP-WX11000J」を2台用いて3D映像の表示を実現
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三菱電機のブースでは、BD/HDDレコーダ一体型の3D対応液晶テレビ「REAL MDR1シリーズ」を大きく展開
三菱電機のブースでは、BD/HDDレコーダ一体型の3D対応液晶テレビ「REAL MDR1シリーズ」を大きく展開
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レーザー光源を用いた75型DLPリアプロジェクションテレビ。専用の3D眼鏡が2個付属し、実勢価格は75万円前後。
レーザー光源を用いた75型DLPリアプロジェクションテレビ。専用の3D眼鏡が2個付属し、実勢価格は75万円前後。
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