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 2010年10月5日から幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2010」では、電子書籍関連の展示をするメーカーが目立っている。シャープやNTTドコモ、東芝のブースでは、最新の電子書籍端末を実際に手に取ることが可能。いずれも発売前とあって、展示コーナーの前には黒山の人だかりができ、順番待ちでごった返している。

 シャープは、9月27日に発表した電子書籍配信サービス「GALAPAGOS(ガラパゴス)」をブースの目玉として展示。新聞や雑誌、書籍を約3万冊そろえ、年内に開始予定のサービスだ。グーグルの携帯情報端末向けOS「Android」を採用した電子書籍端末が大量に並んでいて、実際に発売する予定の雑誌などを読むことができる。例えば、雑誌では日経BP社の「日経パソコン」「日経トレンディ」、単行本では「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)などがある。

 電子書籍端末は、液晶ディスプレイが5.5型(1024×600ドット)の持ち運びタイプと、10.8型(1366×800ドット)の据え置きタイプの2種類があり、どちらも試すことが可能だ。デモでは、製品投入に合わせて開設予定の電子書店の使い勝手も、疑似体験できる。

 NTTドコモは、Android搭載機器を対象に10月下旬をメドに電子書籍配信の実験を始める予定。ブース内に、配信サービスの展示コーナーを用意し、使い勝手をデモしている。発売中の「Xperia」に加え、10月5日に発表したばかりの、韓国サムスン電子が開発したスマートフォン「GALAXY S」とタブレット型コンピューター「GALAXY Tab」を使って、実際に電子書籍を読むことができる。配信予定の雑誌の「東京カレンダー」(ACCESS)や小説「歌うクジラ」(講談社)などが書籍ごとに一つのAndroid用のアプリケーションとしてインストールしてある。

 東芝も、開発中のタブレット型コンピューターを参考展示しており、電子書籍端末としての利用を提案するコーナーを設けている。液晶は10.1型で、AndroidがOSという点以外の仕様は非公表。同社は「東芝プレイス」と呼ぶコンテンツ配信サービスの開発も進めており、タブレット型コンピューターはそのクライアントとしての役割を果たすことになるという。電子書籍は、凸版印刷などと組み、東芝プレイスを通じて配信する計画だ。